「部屋がゴミ屋敷になってしまった」や「どうやってゴミ屋敷のような部屋を片付けるの?」といったことで悩んでいる人は多いと思います。
多忙ゆえに、ゴミを捨てられない生活が続いている人や、後でまとめて捨てればいいと考えていたら、気がついたら部屋がゴミ屋敷化していたという人もいることでしょう。
この記事では、ゴミ屋敷清掃の経験が豊富なプロが、ゴミ屋敷でお悩みの方に向けて、おすすめの解決法や対策について分かりやすく解説します。
目次
部屋がゴミ屋敷になってしまったら、以下を参考にして片付ける計画を立てましょう。ひとたびゴミ屋敷化してしまった部屋は、無計画には片付きませんので、要点を押さえて対応することが求められます。
上記について解説します。
部屋がゴミ屋敷になってしまったら、まずは「片付けの目標設定」を計画しましょう。具体的には「部屋のどこを片付けるか」や「どの程度まで片付けるか」といったことを決めてください。
目標を立てずに安易な気持ちで片付けを始めると、途中で頓挫しやすいだけでなく、片付けに対するモチベーションの低下を招く恐れがあり、結果として何も片付かない事態に陥ってしまいます。
次に重要なことが「スケジュール設定」です。具体的には「いつまでに片付けを終えるか」という全体的なスケジュール感や「ゴミ捨てスケジュール」さらには「業者に来てもらう日」など、全体と詳細のスケジュールを設定しましょう。
とくに、退去日や引越しの予定が決まっている場合などは、逆算するようにして入念なスケジュール画してください。
「片付ける方法を計画」することも大切です。例えば、部屋のどこを自分で片付けるのかや、どの部分は業者に依頼するといったことが該当します。
また、自分で片付ける際には「どうやってゴミを処分するか」も決める必要があります。ゴミや不用品それぞれに対して、家庭ごみ、粗大ごみ、さらにはリサイクルショップへ持ち込む方法などで処分することを考えましょう。
自分では片付けられない場合は「ゴミ屋敷清掃業者に相談する」ことが大切です。ほとんどの業者は無料見積もりに対応しているため、まずはどの程度の予算感かを把握するとよいでしょう。
片付けにかかる費用はもちろん、期日や時間、料金に含まれる内容といったことを相談してください。
最後は「作業」です。具体的には、仕分けや整理、さらにはゴミ捨てといったすべての作業が含まれます。
自分では片付けられない状態の場合は、業者に作業してもらうことになりますが、貴重品や大切な物の仕分けは自分で対応しなければなりません。
ゴミ屋敷を片付ける解決法は以下の2通りです。
それぞれ解説します。
ゴミ屋敷を片付ける方法として最も基本的なのが「自分で片付ける」です。ゴミや不用品の仕分け、運搬、処分までを自分で対応する方法で、コストが抑えられることや、自分のペースで片付けられることがメリットといえます。
一方で、ひとりで片付けるのに限界を感じやすいことや、モチベーションの維持が大変、いつまでも片付かない事態に陥りやすい点がデメリットです。
ゴミ屋敷を片付ける方法で最も現実的なのが「ゴミ屋敷清掃業者を利用する」です。ほとんどの場合、1日で片付くスピード感や、1回の作業ですべて片付く確実性がメリットになります。
対照的に、ワンルームで120,000円~、2LDKで350,000円~、そして一軒家だと680,000円~が相場とされるほどコストがかかる点はデメリットと言えるでしょう。
部屋がゴミ屋敷になってしまった場合は、以下の手順で片付けることをおすすめします。ゴミ屋敷化してしまった部屋を自分で片付ける場合、または業者が片付ける場合のいずれにおいても、以下の手順が推奨されます。
上記について解説します。
まずは「動線を確保する」ことが大切です。なぜなら、ゴミ出しや片付けの際に動線がないとスムーズに動きが取れず、簡単な作業も大変になってしまうからです。
とくに、玄関や勝手口、部屋の入り口、そして廊下といった動線を確保することから始めましょう。
次に「片付ける箇所を区切る」ようにしてください。例えば、今回は部屋のベッド周り、次回はデスク周りといったように、部屋を区切ることで目標ができやすく、なおかつモチベーション低下を防ぎやすくなります。
ゴミ屋敷の状態であっても、部屋の一部分だけでも片付くと、次回の励みなるでしょう。なお、業者が片付ける場合は、より広範囲を一気に片付けることになります。
目標が決まれば「仕分け作業」に入ります。具体的には、貴重品や大切な物を確保する、燃えるゴミやプラスチックゴミを分別するといったことが該当します。
ゴミ屋敷の片付けにおいて、仕分け作業が最も大変といえます。少しでも効率よく進めるためにも、動線を確保し、作業しやすい環境にしておきましょう。
「ゴミ捨て作業」は時間がかかるかもしれません。なぜなら、自分で片付ける場合は、ゴミの回収日に合わせて捨てるしかないためです。
とくに、粗大ごみを自分で処分するとなると、回収の予約が必要になるため、思ったように片付かない事態に直面するかもしれません。
この点、業者に依頼すれば、ゴミや不用品をまとめて回収して処分してくれるため、依頼主が頭を悩めることはないでしょう。
最後は「清掃」です。片付けた部分の汚れを綺麗にし、必要に応じて消毒や消臭もしてください。
綺麗にすることは、再びゴミ屋敷化するのを防ぐ対策にもなりますので、省略しないようにしましょう。
部屋がゴミ屋敷にならないようにするための対策は以下がおすすめです。ポイントは、日々の習慣を変えることにあります。
ゴミ屋敷化を防ぐ最も基本となるのが「こまめにゴミを捨てる」ことです。「今度まとめて捨てよう」と考えることがゴミ屋敷化の第一歩になると考え、ゴミの日に合わせてこまめに捨てる習慣を身に付けましょう。
また、ゴミ屋敷の典型的な症状が、床やテーブル、さらにはベッドが見えないほど物が散乱している状態ですので、常にこれらが見えるように心がけるだけでゴミ屋敷化を避けられます。
散らかりやすい衣類はハンガーにかけて収納し、物は分別してから指定の箇所に収納する癖を付けるようにしましょう。
ゴミ屋敷清掃業者を選ぶ際は、以下を参考にしてください。
できるだけ「地元の業者を利用する」ことをおすすめします。理由は、すぐに対応してくれやすいことや、出張費などが料金に上乗せされにくいためです。
また、業者の公式ウェブサイトなどで「許可番号」と「ゴミ屋敷清掃の実績」を確認してください。
とくに、許可番号については、自治体から発行される認可のようなものなので、業者の信頼性や実績を知るのにとても役立ちます。
部屋がゴミ屋敷になってしまったら、まずは片付けるための計画を立てましょう。いつまでに、どのようにして片付けるかを明確にし、必要に応じて業者に相談するようにしてください。
ゴミ屋敷化してしまった部屋をひとりで片付けるのは困難なので、プロに相談することをおすすめします。
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