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「遺品整理できない!」諦める前に試すべきことをプロが解説

遺品整理
遺品整理方法

両親の遺品整理があるのにできない、どうやって遺品整理すればいいかわからないということで悩むあまり、遺品整理を諦めている人は多いのではないでしょうか。

遺品整理は、残された家族が行うのが通例ですが、多忙で時間がとれない、遠距離で通えない、さらには予算がないといった様々な理由で、頓挫または放置するケースも多いため、遺品整理できない理由と対処法をよく理解しておくことが求められます。

そこでこの記事では、遺品整理のプロが「遺品整理できない」とお悩みの方に向けて、原因と対処法、さらには業者の選び方などを分かりやすく解説します。

 

遺品整理ができない人によくある理由

遺品整理ができない人に広く共通する理由には以下のようなものがあります。これらの理由を理解することで、遺品整理できない問題点を把握しやすくなり、対策も講じやすくなります。

  • 故人に対する思い入れ
  • 離れたところに住んでいる
  • 遺品整理の方法や手順がわからない
  • 遺品の量や作業量が多すぎる
  • 予算が確保できない

上記について解説します。

 

故人に対する思い入れ

遺品整理できない理由として多くの人に該当するであろうものが「故人に対する思い入れ」です。

生前まで故人が使用していた物や、故人との思い出の品などを見たり、触ったりすることが辛く、処分するのに躊躇してしまうパターンです。

気持ちの整理がつかないまま時間だけが過ぎていき、結果的に遺品整理できないままになってしまいます。

 

離れたところに住んでいる

「離れたところに住んでいる」も遺品整理できない理由です。昨今の核家族化により、両親と離れて暮らしている人に広く共通する理由といえるでしょう。

距離が離れていることで、現場まで行くための時間やコストが足かせになってしまい、遺品整理に着手しにくくなるパターンが典型的です。

 

遺品整理の方法や手順がわからない

遺品整理できない理由には「遺品整理の方法や手順がわからない」ことも挙げられます。そもそも、遺品整理とは何をするのかや、誰に責任があるのか、さらにはどこまでが遺品整理なのかといったことがよくわかっていないパターンです。

ひと言で遺品整理と言っても、故人やその家族ごとに内容は異なります。そのため「なにをすべきか」が明確になるまでは遺品整理できない状況が続いてしまうでしょう。

 

遺品の量や作業量が多すぎる

「遺品の量や作業量が多すぎる」ことも遺品整理できない理由です。例えば、故人の子どもひとりで、大きな家を片付けなければいけないケースは典型的な事例でしょう。

故人の物の量だけでなく、不動産や証券といった複雑な手続きを伴う物が多いケースのように、残された家族の負担が増えると遺品整理できない事態に陥りやすいでしょう。

 

予算が確保できない

遺品整理できない理由には「予算が確保できない」も含まれます。例えば、実家を片付けたいのに、物の量が多すぎて片付けにかかる費用が高額になってしまうケースが典型的です。

なかには、故人から引き継ぐ資産よりも、遺品整理にかかる費用の方が大きいケースもあるため、お金に困って遺品整理できない事態に陥ることも考えられます。

 

遺品整理できない人が試すべきこと

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遺品整理できない人は以下の対処法を試すことをおすすめします。

  • 心の整理がつくまで保留する
  • 貴重品や思い出の品を確保する
  • 家庭ごみを優先的に処分する
  • 遺品整理業者に相談する

それぞれ解説します。

 

心の整理がつくまで保留する

故人への思い入れが強い場合は「心の整理がつくまで保留する」のがよいでしょう。無理に急いで遺品整理を進めようとせず、心の整理がついてから始めるのがおすすめです。

ひとつの目安として「49日法要」を終えるまで保留するのがよいかもしれません。

 

貴重品や思い出の品を確保する

「貴重品や思い出の品を確保する」こともおすすめです。故人の貴重品や思い出の品を優先的に確保することで、少しずつ気持ちが整理され、本格的な遺品整理に移行しやすくなるでしょう。

「故人の大切な物はすでに保管している」という安心感が得られ、その他の物の片付けが捗るかもしれません。

 

家庭ごみを優先的に処分する

遺品整理できない時は「家庭ごみを優先的に処分する」のがおすすめです。なぜなら、家庭ごみであれば自治体のゴミとして回収してもらえるほか、作業スペースができる、さらには物量が減り、業者に片付けを依頼した時に安くなる可能性があるためです。

大変な遺品整理であったとしても、まずは差し支えないであろう家庭ごみから着手することで、筋道が見えてくるでしょう。

 

遺品整理業者に相談する

「遺品整理業者に相談する」もおすすめです。具体的には、遺品整理を業者に依頼した場合の予算感を知ることが目的になります。

見積もり金額に納得できれば遺品整理が進行し、仮に金額が高い場合は「安くするために出来ること」が明確になるでしょう。

 

遺品整理の方法

遺品整理は以下2つの方法に限られます。

  • 自分で片付ける
  • 遺品整理業者や不用品回収業者に依頼する

それぞれ解説します。

 

自分で片付ける

遺品整理の方法のひとつが「自分で片付ける」です。ほとんどの場合、故人の家族がゴミや不用品の仕分け、ゴミ出し、粗大ごみの処分といったことをします。

自分のペースで片付けられるほか、必要経費しかかからないといったことがメリットである反面、時間や心身の負担が大きくなりがちです。

 

遺品整理業者や不用品回収業者に依頼する

遺品整理の方法で定番なのが「遺品整理業者や不用品回収業者に依頼する」です。これは、ゴミや不用品の仕分け、ゴミの搬出、処分、そして清掃などをまとめて請け負ってもらえるサービスです。

早ければ1日で片付くスピード、そして確実に片付くといったことがメリットである一方、コストがかかることは否めません。

 

遺品整理業者に依頼した場合の費用相場

遺品整理を業者に依頼した場合の費用相場は、以下を参考にしてください。

  • 1R、1K:120,000円~
  • 1DK、2K:200,000円~
  • 1LDK、2DK、3K:300,000円~
  • 2LDK、3DK:350,000円~
  • 3LDK、4DK:450,000円~
  • 4LDK、5DK:550,000円~
  • マンションや一軒家(5LDK以上):680,000円~

遺品整理の料金は、家や部屋の間取り、物量、作業量などによって大きく変動します。また、仕分け作業の量によってはスタッフの拘束時間が長くなり、結果として料金が高くなってしまう可能性もあります。

同じ遺品整理作業であっても業者ごとに料金が変わることにも注意が必要です。これは、業者が定める車両費や人件費といった基本料金が違うほか、ゴミ処分代も違うためです。

遺品整理業者を選ぶ際、少しでも安くするためにも、複数の業者から相見積もりをとり、最低料金と適正価格を知る必要があります。

 

遺品整理業者を選ぶ時のポイント

遺品整理業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 許可番号の有無
  • 遺品整理や不用品回収の実績が豊富
  • 口コミ評判が良い
  • 遺品整理士が在籍しているか

高額請求やぼったくりを回避するためにも「許可番号の有無」を確認しましょう。許可番号とは、一般廃棄物収集運搬業務許可番号や古物商許可を指しており、自治体や公安委員会によるお墨付きのようなものです。

 

また、遺品整理の実績や口コミ評判についても、公式ウェブサイトやSNSなどを確認し、遺品整理士の在籍状況も把握しておくことをおすすめします。

なお、遺品整理士は民間資格であるため必須ではありません。遺品整理士が在籍していることは、業者の信頼度を把握するのに役立つでしょう。

 

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まとめ

遺品整理できないと諦める前に、なぜ遺品整理できないのか理由を把握し、対処することが大切です。

遺品整理に困った時は、まずは遺品整理業者や不用品回収業者に相談することをおすすめします。

 

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