「ゴミ屋敷にペットがいる」や「ペットがいる場合のゴミ屋敷はどうやって片付けるの?」といったことで困っている方は多いのではないでしょうか。
ペットを飼い始めてから徐々に部屋がゴミ屋敷化してしまったケースや、散らかった部屋にペットがいることを誰にも言えず放置しているケースなどがあり、その対処法が分からずに行き詰まってしまうことは十分に起こり得ます。
そこでこの記事では「ゴミ屋敷とペット」について、ゴミ屋敷清掃のプロが対処法や注意点をわかりやすく解説します。
目次
ゴミ屋敷にペットがいる場合の対処法で最も優先すべきことは「ペットの安全」です。いかなるペットも自身の意思でゴミ屋敷から抜け出すことはできないため、飼い主が責任を持ってペットの安全を確保しなければならないことを念頭においてください。
ゴミ屋敷でペットを飼育することは、動物愛護管理法に抵触する行為です。同法律では、ペットに対する給餌や給水、そして疾病時の措置だけでなく「環境の衛生確保」も基準として定めており、違反した場合は罰金や懲役を伴います。
ゴミ屋敷のように飼育環境が劣悪な場合は、十分に動物虐待と判断されると考えましょう。従って、ゴミ屋敷の片付けに先立ち、まずは「ペットの安全」を確保することから始める必要があります。
ゴミ屋敷にペットがいる場合の対処法は以下のとおりです。
上記について解説します。
ゴミ屋敷にペットがいる場合の対処法として最も現実的なのが「家族や友人宅に一時退避させる」です。
ペットを安全な場所に退避させたうえで、ゴミ屋敷を片付ける必要があります。飼育しているペットの特性や、預かってくれる家族や友人などの状況に合わせて対処しなければなりません。
家族や友人が頼れない場合は、有料のペットシッターやペットホテルなどの利用を検討するとよいでしょう。
「保健所に相談する」ことも対処法のひとつです。ペットを安全な環境で飼育できない状況にあることを最寄りの保健所や動物愛護センターに相談してみましょう。
多くの場合、ペットを引き取る前にそのまま飼い続けるための相談にのってもらえますが、ゴミ屋敷が片付かない場合は、施設を通じて新しい飼い主を探すことになります。
仮に、一定期間で新しい飼い主が見つからなかった場合は、殺処分されることを忘れないでください。
ゴミ屋敷にペットがいる場合の対処法でおすすめなのが「ゴミ屋敷清掃業者に片付けを依頼する」です。
ゴミ屋敷清掃業者であれば、早ければ即日対応で、数時間から数日内に部屋を片付けてくれるため、ペットだけでなく飼い主にも理想的といえます。
経験豊富な業者であれば、ペットがいるゴミ屋敷の片付け法も熟知しているため、最適な片付け方法を提案してくれるでしょう。
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ペットがいるゴミ屋敷を片付ける際には、以下のことに注意してください。
それぞれ解説します。
ペットがいるゴミ屋敷を片付けるうえで注意すべきことが「ハウスクリーニングが必要になる」です。
ペットがいる場合、ゴミや不用品を片付けるだけでなく、部屋の衛生状態を徹底して改善しなければなりません。
とりわけ、ペットのにおいに対する処置は大掛かりになります。床の掃除だけでなく、においが染み付いた天井や壁紙なども綺麗にする必要があるため、片付け費用とは別にハウスクリーニングのコストがかかります。
「原状回復費用の負担が大きい」ことにも注意しましょう。特に、賃貸住宅の場合は、原則として借りた時と同じ状態で退去する必要があります。
ゴミ屋敷でペットを飼っていると、糞尿による床抜け、壁紙の汚損、さらには部屋全体のにおいなど、さまざまな家屋の損傷が生じます。
この場合、借主の負担で修繕が必要です。ペットを飼ったことによる修繕にかかるコストは、家賃の2〜3ヶ月分が相場とされており、全額負担になると考えましょう。
ペットがいるゴミ屋敷の片付けでは「ペットのストレス」にも注意してください。特に、環境の変化に敏感な猫や犬などは、片付けによるストレスが大きくなるでしょう。
ストレスによって鳴く機会が増えたり、排泄がコントロールできなくなったりするかもしれません。
ゴミ屋敷を片付ける際は、ペットのストレス管理や、ストレスによる生活習慣の変化にも注意してください。
ゴミ屋敷でペットを飼ってはいけない理由として以下のことが挙げられます。
上記について解説します。
ゴミ屋敷でペットを飼ってはいけない理由は「法令違反」だからです。具体的には、動物愛護管理法の「環境の衛生確保」に違反しています。
例え、飼い主が「ゴミ屋敷ではない」や「(ゴミ屋敷だとしても)ペットと幸せに暮らしている」と主張したとしても、ゴミ屋敷になっている時点で不利になるでしょう。
「飼い主とペットの健康被害」もゴミ屋敷でペットを飼ってはいけない理由です。特に、ペットの糞尿によって異臭が発生したり、害虫が出てきたりする可能性があります。
ゴミ屋敷だとペットの抜け毛を掃除できず、人間が喘息やアレルギーになるかもしれません。また、ペットも皮膚炎やウイルス性の感染症にかかる恐れがあります。
ゴミ屋敷でペットを飼ってはいけない理由には「近隣住民とのトラブル」もあります。具体的には、異臭や害虫の発生、さらには鳴き声などの騒音が挙げられます。
ゴミ屋敷とペットを巡って近隣住民とのトラブルが発生すると、近隣住民からの通報を受けた保健所などの調査を受け、動物愛護管理法の違反を追及されるかもしれません。
「家屋の劣化や損傷を招く」ことにも注意しましょう。特に、賃貸住宅の場合は、退去時の負担が大きくなります。
ゴミ屋敷でペットを飼うと、床、壁、そして天井などの損傷が起こりやすくなるため、散らかっている部屋ではペットを飼うべきではありません。
ペットがいるゴミ屋敷を安く、安全に片付ける方法は以下のふたつです。
それぞれ解説します。
ペットがいるゴミ屋敷を低コストで安全に片付けるには「自分で片付ける」ことを検討してみてください。
可能であればペットを一時的に退避させたうえで、自治体によるゴミの回収日に合わせて時間をかけて片付けましょう。
この方法は、最も安上がりで、ペットに配慮しながら自分のペースで片付けられることがメリットですが、時間がかかることやモチベーション維持が難しいことがデメリットです。
ひとりでゴミ屋敷は片付けられるのかを知りたい方は以下の記事を参考にしてください!
関連記事:ゴミ屋敷は一人で片付けられる?片付け法や手順、コツを解説
「ゴミ屋敷清掃業者」は現実的な選択肢のひとつになるでしょう。ゴミ屋敷の片付けは、ワンルームで120,000円〜のコストがかかりますが、短時間でゴミ屋敷が片付くことに加え、ペットに対しても快適な環境が手に入ります。
なるべく地元に拠点を構えている業者をいくつか選び、同じ条件で相見積もりをとったうえで、信頼できる業者を選定しましょう。
ゴミ屋敷にペットがいる場合は、ペットの安全を優先して片付ける対処が求められます。まずは、身近な家族や友人に相談してみましょう。
自分ではゴミ屋敷を片付けられないと思う場合は、ゴミ屋敷清掃業者に相談することをおすすめします。
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