ゴミ屋敷を片付けたいけれど自分で片付けるのはあまりにも大変と感じている人は多いのではないでしょうか。
そんな時に活用したいのがゴミ屋敷清掃業者です。ゴミ屋敷清掃業者は、溜まったゴミの処理をはじめ、不要になった家財道具の処分、さらにはハウスクリーニングなどをまとめて実施してくれるサービスで、昨今では数多くの業者がサービスを提供しています。
そんなゴミ屋敷清掃業者はどうやって選べばよいかのか、どんなことに気を付ければいいのか、ゴミ屋敷清掃や不用品回収のプロが、ゴミ屋敷清掃業者の選定で悩んでいる方に向けてポイントをわかりやすく解説します。
目次
ゴミ屋敷清掃業者の選び方で大切なポイントは以下の5つです。以下のポイントをしっかり把握しておくことで、業者選定で失敗する事態を回避できるようになります。
上記のポイントについて解説します。
ゴミ屋敷清掃業者を選ぶ際に最も基本となるのが「一般廃棄物収集運搬業許可等の有無を確認する」ことです。(例:岡山市第××××号)
これは、その業者が自治体による営業許可を得ているかどうかを判断できるポイントです。一般廃棄物収集運搬業許可は、ほとんどの自治体において新規受付をしていないため、この許可を有している時点で、営業実績や信頼性があると言えます。
許可番号は業者の公式ウェブサイト(会社概要等)や、担当者の名刺、さらには車両などに記載されています。
選定対象となる業者の許可番号を確認し、なおかつ自治体のウェブサイトで真偽を確認するようにしましょう。
「ゴミ屋敷清掃の実績を確認する」ことも業者の選び方で重要なポイントです。ゴミ屋敷清掃の実績が豊富であることは、作業効率やトラブル対応といったことに優れているだけでなく、ご近所への配慮や、依頼主の気持ちを理解してくれやすいメリットもあります。
公式ウェブサイト上で実績数や事例を公開しているかどうか、さらにはゴミ屋敷清掃のBefore&Afterの写真を公開しているかなどを参考にするのがおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者の選び方では「サービス内容を把握する」こともポイントです。例えば、料金内にハウスクリーニングが含まれるかどうかや、買い取りサービスの有無、害虫駆除、消臭、そして大型ゴミの処分などが含まれます。
これらの作業内容の一部は、業者によってはオプション扱いになるかもしれません。この場合、追加料金が発生するため、思わぬ出費を生む可能性があります。
このような事態を回避するためにも、業者選定の時点でサービス内容をしっかり把握し、追加料金がかかるケースをあらかじめ理解しておきましょう。
「見積もりが丁寧か確認する」こともゴミ屋敷清掃業者の選び方で重要なポイントです。ゴミ屋敷清掃や不用品回収においてよくある見積もりパターンとして「だいたい○○万円です」と概算しか示さないことがあります。
このような場合、作業当日に「トラックに乗りきらない」や「作業量が増えた」といった何かしらの理由を付けて追加料金を請求されるかもしれません。
見積もりの際には、書面で「人件費」「車両費」「ゴミ処分料」そして「クリーニング代」といった項目を明確にしてくれて、なおかつ丁寧な説明があるかを確認しましょう。
ゴミ屋敷清掃業者の選び方では「ハウスクリーニングの有無を調べる」ことも大切です。一般的なゴミ屋敷清掃は、ゴミの回収と簡易的な清掃までしか提供してくれず、生活環境を整えるためのハウスクリーニングは、別料金または提携業者に別途依頼することになります。
このことは、コストが増えるだけでなく、ハウスクリーニングの段取りもしなければならないため、依頼者にとって大きな負担の要因になり得ます。
業者がゴミ屋敷清掃の一環としてハウスクリーニング、とりわけ水回り(トイレ、キッチン、お風呂場)、エアコン、換気扇、壁や床、そして天井などの清掃および消臭まで対応してくれるかを確認しましょう。
ゴミ屋敷清掃業者の選定でよくある失敗事例として以下のようなことがあります。未然に防ぐべきケースとしてしっかり把握しておきましょう。
それぞれ解説します。
「ぼったくり」は最も多い失敗事例と言えるでしょう。町を巡回している廃品回収トラックや、チラシ、電話営業などの業者を利用すること起こりやすく、いずれも無許可の業者という点で共通しています。
無料と言われたのに、作業後に法外な料金を請求されるケースや、見積もりが口頭での約束でしかない時などに起こりやすいため、一般廃棄物収集運搬業許可番号を確認したり、見積書をもらったりすることで回避しましょう。
よくある失敗事例には「途中までしか片付けてくれない」ことも挙げられます。例えば、すべての部屋を片付けてもらう約束なのに「トラックが一杯になった」と、作業を途中で止めてしまうケースなどです。
見積もり時の金額を支払ったにもかかわらず、片付かないで終わるかもしれませんので、見積もりの際に作業内容を書面で丁寧に説明してもらいましょう。
「ハウスクリーニングに対応してくれない」こともよくある失敗事例です。依頼者がハウスクリーニングも含まれていると思い込んでいたケースや、サービス内容を確認しなかったことで起こりやすいとされています。
サービス内容は業者によって異なることを理解し、あらかじめサービス内容を確認したり、ハウスクリーニングが含まれているか否かを尋ねたりすることで回避できます。
ゴミ屋敷清掃業者を選ぶ際、以下の対応を心がけてください。
上記について解説します。
業者に見積もりを依頼する際は「現場見積もりを依頼する」ようにしましょう。現場で見積もってもらうことで、より正確な料金が算出されやすくなり、料金に関するトラブル回避につながります。
「相見積もりを取る」ことも大切です。最低でも3~5社に見積もってもらい、費用相場や、相場からの乖離などを把握しましょう。
なお、インターネット上の一括見積もりサイトはおすすめしません。理由は、一部または提携業者だけが対象となっており、実際の相場が把握できないためです。
業者選定時には「見積もりを書面でもらう」ことも忘れないでください。書面でもらうことで料金トラブルを回避しつつ「話と違う」や「サービス内容の思い違い」なども防げます。
以下の記事ではゴミ屋敷清掃の相場について説明しております。
ゴミ屋敷清掃業者の選び方は、一般廃棄物収集運搬業許可番号や料金の内訳、そしてサービス内容について、契約前にしっかり確認することがポイントです。
また、ゴミ屋敷清掃業者を利用する際に起きやすい失敗事例なども合わせて理解し、トラブルを回避できるようにしましょう。