「汚部屋の片付けを業者に依頼したいけれど費用がわからない」や「汚部屋の片付け費用は高額と聞いたので不安」といったことで悩んでいる人は多いと思います。
汚部屋は、他人に相談しにくい問題であることや、近隣住民に知られたくないという後ろめたさから、誰にも相談できずに放置して状況が悪化するケースも多々あるため、悩まず片付けに着手することが大切です。
そこでこの記事では、不用品回収やゴミ屋敷清掃のプロが、汚部屋でお悩みの方に向けて「汚部屋の片付け費用」について分かりやすく解説します。
目次
汚部屋の片付け費用を理解するうえで、どのような料金体系になっているかを把握することが大切です。
一般的な汚部屋片付け業者やゴミ屋敷清掃業者は、以下のような料金体系になっていると考えてください。
このように、汚部屋の片付け費用は、基本料金とゴミ処分費、そして家電リサイクル料金が必ずかかる費用となり、その他は依頼者の任意となります。
汚部屋の片付けにかかる費用相場は、片付けの対象となる部屋の間取りで大きく区分できますので、参考程度に理解しておきましょう。
上記の費用相場を理解するうえで注意すべきことは、間取り以外の条件によっても費用が変動する点です。
例えば、同じ1Rの間取りであったとしても、ゴミや不用品の量が多いと、相場よりも割高になり、対照的に3LDKであっても、ゴミや不用品の量が少ないと1R並みの料金で収まる可能性があります。
つまり、汚部屋の片付け費用は、ケースバイケースとなる訳です。ご自身の部屋を片付ける際に、どのくらいの費用がかかるかを把握するには、業者に現場で見積もってもらう必要があることを知っておいてください。
汚部屋の片付けにかかる費用を安く抑えるためには、以下のコツを参考にしてください。
それぞれ解説します。
汚部屋の片付けを安く抑えるためには「出来る限り自分で片付ける」のがコツです。言い換えれば、業者の作業量とゴミや不用品の量を減らすとなります。
片付け業者は、作業量とゴミや不用品の量によって車両サイズや作業員の数を決定します。この際、業者が「小さい車両で、少人数で済む」と判断すれば安くなる可能性が高まります。
例えば、かさばりやすい古い家電製品、プラスチックゴミ、ペットボトル、瓶などは自分で片付けるのがおすすめです。
「自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する」ことも有効です。とくに、家具や家電製品などは粗大ごみとして処分するのが最も安上がりな方法で、なおかつ片付け業者に払うコストを抑えることにもつながります。
ひとりで片付けられるサイズの粗大ごみは、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用して処分しましょう。
汚部屋の片付け費用を安くするには「買取サービスを活用する」こともおすすめです。片付け業者の多くは、新しい家電製品やブランド品、さらには貴金属製品を買い取ってくれます。
買い取り金額は、片付け費用から相殺してくれるので、結果的に業者に支払う金額を抑えることが可能です。
「複数の業者から相見積もりをとる」ことも安く抑えるコツです。具体的には、同じ条件で最低でも3社の片付け業者に見積もってもらうようにしましょう。
相見積もりをとることで、最低価格と適正価格が把握できます。なお、インターネットの一括見積もりサイトは、サイトと提携している業者しか対象にならないため、おすすめできません。
汚部屋の片付け費用には、以下のような作業内容が含まれます。作業内容に対する勘違いや思い込みが生じないように、あらかじめ理解しておきましょう。
上記について解説します。
汚部屋の片付け費用には「ゴミや不用品の回収および処分」が含まれます。具体的には、室内のゴミや不用品を車両まで運び出して積み込むこと、そして回収したものをゴミ処理施設まで運搬して処分することが該当します。
これは、汚部屋やゴミ屋敷の片付け作業において、最も時間と人手がかかる肝心な作業であり、ゴミや不用品の量が多いほど料金が高くなると考えてよいでしょう。
「仕分け作業」も料金内に含まれます。具体的には、ゴミの種類ごとに分別する作業、通帳や印鑑といった貴重品、さらには依頼者が必要とするものを片付けながら探す作業が該当します。
仕分け作業は、部屋の状況によっては大変な労力を要することが想定されるため、業者に対する要求が多いほど料金が上乗せされるかもしれません。
汚部屋の片付け費用には「簡易清掃」も含まれます。簡易清掃の内容は、作業後の部屋を箒で掃くことや、床や窓を水拭きするといった最小限の清掃作業と考えましょう。
ほとんどの業者がオプショナルサービスとして、より本格的なハウスクリーニングを請け負っています。
「害虫駆除および消臭」作業も料金内に含まれています。汚部屋の片付けは、簡易的ながら害虫駆除を前提とした作業になっており、簡易清掃と同時に行われます。
汚部屋の片付けにおいては、別途ハウスクリーニングを依頼し、より本格的な害虫駆除や消臭を実施するのが通例です。
汚部屋の片付けを業者に依頼する際は、以下のポイントを参考にしてください。
上記のポイントについて解説します。
汚部屋の片付け業者を選ぶ際は「地元の業者を利用する」のがおすすめです。理由は、迅速に対応してくれやすいこと、ゴミ処分費を抑えやすい、そして出張費や交通費がかかりにくいためです。
一般廃棄物収集運搬業務や古物商許可の番号を有しているかもポイントです。これらは自治体および公安委員会のお墨付きと言えるものですので、業者の信頼性を図る目安になります。
見積もりは、事前に業者と接する絶好の機会です。料金体系の内訳に関する丁寧な説明があるかどうかや、見積書を発行してくれるか、さらには追加料金が発生する場合の説明などがあるかが重要なポイントになります。
汚部屋の片付け費用は、業者によって変わります。理由は、業者ごとに基本料金が異なることや、業者が管轄にしているエリアによってゴミ処分費が変わること、さらには作業員数が業者ごとに異なるためです。
汚部屋の片付け費用は、同じ作業内容であっても数万円違うことも十分にあり得ますので、業者を選ぶ際は、この記事を参考にして慎重に選ぶことをおすすめします。
汚部屋の片付け費用は、1Rであれば120,000円~が相場です。一方、出来るだけ自分で片付けることや、買取サービスを活用することで、費用を安く抑えることは可能になります。
汚部屋の片付けを業者に依頼する際は、時間をかけて信頼できる業者を選ぶようにしてください。
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