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初めてでも失敗しない不用品回収業者の選び方
不用品回収業者を利用しようと考えている人たちにとって、知りたいことのひとつが「不用品回収業者の選び方」ではないでしょうか。
昨今、多くの不用品回収業者が存在しているため、その中からいったい何を基準にして、どの業者を選べばいいのかわからないという人も多いと思います。
そこでこの記事では、これから不用品回収業者を選ぶ必要がある人に向けて、不用品回収業者のプロによる、失敗しない選び方について分かりやすく解説します。
目次
不用品回収業者とは
不用品回収業者とは、一般家庭や企業を問わず、依頼主の元まで不用品を回収しにきてくれ、それらを廃棄してくれる業者のことです。
その多くは、一般廃棄物収集運搬業や産業廃棄物収集運搬業といった正式な許可を得ているため、各自治体から正式に認められた業者と言えます。
不用品回収業者は、主に家具や家電といった粗大ごみをはじめ、衣類、雑誌、食器類など、あらゆる不用品を回収してくれることが特徴です。
また、分別していなくても回収してくれるため、とりわけ女性や高齢者、片づけに時間が取れない単身者にとっては、便利な存在と言えるでしょう。
不用品回収業者の多くは、軽トラックや2トントラックなどに不用品を積み放題のプランを提供しており、ほとんどの場合は1回の作業で、すべて片付くスピード感も特徴です。
一方、不用品回収業者の中には、強引な契約や高額請求する業者もいることは否定できず、依頼者には優良業者と悪徳業者を見分けるための知識をつけることが求められます。
優良な不用品回収業者を見分けるポイント
不用品回収業者の選び方として、主に以下のようなポイントを参考にしてください。
- 一般廃棄物収集運搬業許可の有無
- 料金体系
- 相場と同程度の料金
- 作業実績
- 口コミ
それぞれのポイントについて解説します。
一般廃棄物収集運搬業許可の有無
不用品回収業者の選び方として、最も基本となるのが「一般廃棄物収集運搬業許可の有無」です。
有償で不用品を回収、運搬、廃棄するには、自治体から一般廃棄物収集運搬業という許可を得なければならず、これを有していない業者は違法行為をしていることになります。
許可の有無を示す番号は、業者のウェブサイトや名刺、見積書などに表記されており、その有効性も確認することをおすすめします。（各自治体は業者リストを公表している）
料金体系
「料金体系」を調べることも不用品回収業者の選び方として大切なポイントです。とくに、現場で見積もってもらう際には、基本料金に加え、ごみ処分代としてどれくらい追加されるのかを明確にしてもらいましょう。
ウェブサイト等で公開されている料金は、基本料金または最低料金であり、不用品の量や分別の程度、必要になる作業員の数によって、加算されることがほとんどのため、この点を明確にしてくれる業者を選びましょう。
相場と同程度の料金
不用品回収業者の選び方として「相場と同程度の料金」かどうかもポイントです。具体的には、軽トラックに乗せ放題のプランは10,000円、2トントラックなら30,000円が相場とされています。
悪徳な業者は、いわゆる「客寄せ」のために、過度に安く見せたり、無料をうたったりする傾向があるので、料金が相場と同程度であるかはチェックすべきポイントです。
作業実績
「作業実績」も不用品回収業者の選び方として参考にしたいポイントです。業者のウェブサイト等で、作業の事例を紹介している方が信頼できるでしょう。
また、合わせて「業歴」や実績数なども確認することをおすすめします。
口コミ
不用品回収業者の選び方として「口コミ」もポイントです。例えば、ウェブサイト上の口コミや、SNSでの評判などが参考になります。
口コミは自作自演やいたずらの可能性も否定できないため、あくまでも参考程度にしておきましょう。
利用すべきでない不用品回収業者の特徴
不用品回収業者の選び方として、以下のような選ぶべきでないパターンも知っておいてください。
- トラックで巡回している
- ウェブサイトや実店舗が存在しない
- チラシやDMで無料を強調している
- アポなし訪問による営業
上記それぞれについて解説します。
トラックで巡回している
不用品回収のアナウンスを流しながら街を巡回している業者は利用すべきではありません。理由は、無許可営業であったり、積み込み料や処分代と称して高額請求されたりするケースが多いためです。
いかなる不用品回収も無料で済むことはないと肝に銘じておきましょう。
ウェブサイトや実店舗が存在しない
ウェブサイトや実店舗が存在しない業者は利用しないようにしましょう。なぜなら、これらはトラブル時に「足がつきやすい」ためで、悪徳業者としては隠したい部分です。
名刺や見積書などに、住所、電話番号、URL、許可番号などが書いていない場合は、疑った方がよいかもしれません。
チラシやDMで無料を強調している
チラシやDMで無料を強調している業者は利用すべきではありません。業者がおこなう不用品回収は、いかなるケースであっても無料で済むことはないと考えましょう。
「無料」という言葉は、悪徳業者が客寄せによく使いますので、飛びつかないようにしてください。
アポなし訪問による営業
アポなし訪問による営業を実施している業者は利用しないようにしましょう。このような営業は「強引さ」の表れであり、わずかな量の片づけであっても強引に実行し、後に高額請求されるケースが考えられます。
不用品回収の詐欺にあわないための注意点を、以下の記事でご紹介しています。
不用品回収業者選びの失敗事例
不用品回収業者選びの失敗事例としては、主に以下のようなケースが多く見られますので、参考にしてください。
- 高額請求
- 業者による不法投棄
- 不合意の運び出しや盗難
それぞれ解説します。
高額請求
不用品回収業者選びの失敗事例として最も多いのが「高額請求」です。回収作業後、見積もりで提示された金額よりも遥かに高い金額を請求されるケースが典型例と言えるでしょう。
説明と合意なしに、作業員を増やす、車両を追加する、ごみの量が多い、追加のごみにも対応したといったことを理由にして料金を上乗せされてしまいます。
業者による不法投棄
不用品を回収した後、業者がそれらを不法投棄した場合、依頼主に責任が及ぶケースもあります。
自治体から依頼主に対して措置命令が下された場合、依頼主負担による対応が求められるため、一般廃棄物収集運搬業や産業廃棄物収集運搬業の許可を有する業者を選びましょう。
不合意の運び出しや盗難
不合意の運び出しや盗難もよくある失敗事例です。例えば、居間の荷物には触らない約束だったのに、勘違いを装って運び出し、後に手数料を請求されるケースがよくあります。
また、作業員が作業中に部屋の中から貴重品を盗むということも考えられますので、とくに高齢者は注意が必要です。
不用品回収のなかでも粗大ごみ回収を利用する際のトラブルや解決方法を、以下の記事で解説しています。
粗大ごみ回収で起こりうるトラブルと解決法をご紹介！
不用品回収業者を選ぶ際に重要なポイント
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントが重要になります。
- 3～5社に見積もりを依頼する
- 見積書を書面でもらう
- 損害賠償補償の有無
不用品回収業者は業者によって料金が変わるため「3～5社に見積もりを依頼する」ことをおすすめします。
その際には、後々のトラブルを回避するために「見積書を書面でもらう」ようにし、価格だけでなく、接客時の対応や説明内容なども業者選びの基準にしてください。
また「損害賠償補償の有無」も尋ねましょう。作業中の破損事故などに対する備えがある業者ほど信頼できると言えます。
まとめ
不用品回収業者の選び方は「優良な不用品回収業者かどうかを見極める」ことが大切です。最低でも3～5社で見積もりをとり、この記事で紹介したポイントを参考にして選ぶようにしてください。
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