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不用品回収が10万円ってぼったくり？
「不用品回収に10万円かかるって言われたけど、これってぼったくり？」や「不用品回収業者は10万円でどこまで対応してくれるの？」といった疑問を持ったことがある人は多いと思います。
不用品回収において「10万円」はひとつの目安にされることが多いものの、個人にとっては非常に大きな金額であるため、ぼったくりを疑いたくなるかもしれません。
そこでこの記事では、不用品回収のプロが、これから不用品回収業者を利用しようと考えている人に向けて「不用品回収における10万円」について、分かりやすく解説します。
目次
不用品回収の方法
不用品回収に10万円かかることが、どれくらいのことなのかを理解するためには、不用品回収の方法について知っておくとよいでしょう。
不用品回収の方法は、以下4つが主流です。
- 自治体の粗大ごみ回収
- リサイクルショップに依頼
- 引っ越し業者に依頼
- 不用品回収業者に依頼
それぞれの方法について解説します。
自治体の粗大ごみ回収
不用品回収の方法で最も安くて手軽とされているのが「自治体の粗大ごみ回収」です。あらかじめ処分料を支払ったうえで、不用品を指定回収場所（大半は日頃のゴミ捨て場）にて回収してもらいます。
処分料は自治体によって変わるものの、シングルベッドが1,500円、ソファ（二人掛け）やテーブルがそれぞれ1,000円程度であることから、どんなに捨てても10万円を超えることは現実的ではないでしょう。
リサイクルショップに依頼
「リサイクルショップ」は、不用品回収の方法のひとつです。不用品を買い取ってもらうサービスですので、依頼者が負担することは運搬にかかる車両費やガソリン代くらいでしょう。
買い取ってもらえることが前提になりますが、不用品回収で利益がでる可能性がある方法です。
引っ越し業者に依頼
不用品回収の方法には「引っ越し業者」もあります。これは引っ越し業者のオプションサービスで、引っ越しに伴って不用品を処分する際にのみ利用可能です。
例えば、リサイクル料の負担が義務付けられている「家電4品目」と呼ばれるテレビ、冷蔵庫、洗濯機、そしてエアコンなどは、1個あたり7,000円から8,000円で回収してくれるため、10万円は超えないものの、割高な印象は否めません。
不用品回収業者に依頼
「不用品回収業者」は、不用品を手っ取り早く処分するのに最適な方法です。1点や少量のみの不用品回収をはじめ、軽トラックや2トントラック積み放題などのプランがあります。
業者によって価格は変わるものの、軽トラ乗せ放題なら10,000円～、2トン車乗せ放題は30,000円～が相場ですので、一般的な単身者であれば10万円を超えることは少ないでしょう。
不用品回収業者の選び方は下記の記事で解説しています。
不用品回収業者の価格算出法
不用品回収業者の利用で10万円かかることは、ゴミの種類や量や、そして分別状態によっても変わるため、必ずしもぼったくりとは言えません。
不用品回収業者がどのような価格算出法を用いているかについても理解しておくと役に立つでしょう。
不用品回収業者は、基本的には以下3つを基準にして価格を算出します。
- 車両費
- 人件費
- ゴミ処分代
最も基本となるのが「車両費」です。これにはガソリン代や交通費などが含まれています。業者は「不用品回収にあたり、どのサイズの車両が必要か？」によって手配する車両を決めるため、ゴミの種類や量が多ければ当然ながら大きな車両が必要になるため、高額になるでしょう。
「人件費」は作業員を指しています。一般的に、大きな車両を必要とする現場になるほど作業員も増えるため、ひとり1時間あたり3,000円から5,000円割増になると言われています。
そして「ゴミ処分代」は盲点になりやすいポイントです。これは、不用品回収業者が不用品を分別そして処分する際にかかる必須コストで、自治体によっても大きく変動します。
一般廃棄物の相場は10kgで300円から350円と言われているため、ゴミの量が多いと高くなります。
このように、不用品回収業者には一定の価格算出法があります。とくに、ゴミの種類や量が多いと、10万円を超えてしまうことがあるかもしれませんが、このような価格算出法に基づいた結果と認識するようにしてください。
不用品回収は10万円でどこまで対応してくれる？
不用品回収業者は「積み放題プラン」が主流ですが、少量の場合などに対応した「品目ごとのプラン」もあります。
積み放題プラン
例えば、10万円の予算があれば「積み放題プラン」を利用し、2トントラック、作業員2名、そしてゴミ処分代は十分にカバーできるはずです。（ゴミの種類や量にもよる）
一般的に、2トントラック積み放題の対象は、荷物が多い単身者や、2DKや2LDKといった家庭の不用品に対応したプランと言われているため、10万円内に収められるでしょう。
学生の一人暮らしであれば、軽トラックの積み放題で対応できることが多いため、10万円でおつりがくることがほとんどです。
品目ごとのプラン
「品目ごとのプラン」は、処分したい物によって価格が変動します。例えば、冷蔵庫や洗濯機などはリサイクル料もかかるため、1個あたり6,000円から8,000円、ベッドやソファは3,000円が相場とされています
それぞれの処分代に加えて、車両費や人件費が加算されるため、10万円を超えることは少ないかもしれませんが、割高な印象は否めないでしょう。
不用品回収業者のぼったくりパターン
不用品回収業者を利用する際は、あらかじめ「ぼったくりのパターン」を知っておくと役に立つかもしれません。
悪徳不用品回収業者は10万円というキリがよい数字をうまく利用し、本来ならば10万円もしないところ、なにかと理由をつけて10万円にするケースがよく見られます。
不用品回収業者によくあるぼったくりパターンは以下のようなものがあります。
- 見積もりと請求が異なる
- 車両による積み込み量の違い
- 追加料金が多い
それぞれのパターンについて解説します。
見積もりと請求が異なる
不用品回収業者のぼったくりパターンで最も多いのが「見積もりと請求が異なる」です。見積もり時には5万円だったものが、当日の作業量が増えたや、予想外のゴミ量だったなどを理由に、10万円になってしまうことは典型的な方法と言えるでしょう。
車両による積み込み量の違い
「車両による積み込み量の違い」は、不用品回収業者のぼったくりパターンのひとつです。例えば、2トントラック積み放題で契約したのに、平積みしかできない（たくさん積めない）平ボディーの2トントラックだったため、追加料金を請求されるといったパターンがあります。
追加料金が多い
不用品回収業者のぼったくりパターンには「追加料金が多い」ことも含まれます。具体的には、作業員の追加、階段作業料、駐車場代、さらには家電リサイクル代行料など様々で、あらゆることを追加料金にして請求するパターンは典型的です。
こちらでは不用品回収の怪しい業者に共通する特徴について解説しております。
まとめ
不用品回収は10万円あれば、荷物が多い単身者や同棲中のカップルなどは十分に間に合うはずです。
ただし、優良な不用品回収業者であっても、不用品の種類や量が多かったり、ゴミの処分に労力がかかったりする場合は、10万円を超える可能性があります。
従って、不用品回収業者と契約する前に「何にいくらかかるか」を説明してもらい、書面で受け取るようにしましょう。
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