引っ越しや片付けに伴って頭を悩ます家具のひとつが「ベッド」ではないでしょうか。ベッドは、ベッドフレームとマットレスの組み合わせで、それぞれが大きいため、解体や運搬などの負担が大きく、処分するのは簡単ではありません。
このような事情から、ベッドを捨てる際は不用品回収業者に依頼しようと考えている人もいると思います。
そこでこの記事では「不用品回収のベッド」に関して、その料金相場や注意点、さらにはベッドを処分するおすすめの方法などを不用品回収のプロが初心者にも分かりやすく解説します。
目次
不用品回収でベッドを処分する場合、処分する方法によって料金相場が変わります。ベッドを処分する定番の方法ごとに料金相場を把握しておきましょう。
上記3つの料金相場を解説します。
「自治体の粗大ごみ回収」でベッドを処分する場合、ベッドフレームが1,000円から1,500円、そしてスプリング入りマットレスは2,500円が相場とされています。
粗大ごみの処理手数料は自治体によって変わりますが、ベッド一式を処分する際には、およそ3,000円から4,000円かかると思ってよいでしょう。
「ゴミ処理施設への持ち込み」でベッドを処分する場合、自治体によっては無料、無料でない場合だと10kgあたり300円から350円で処分できます。(岡山市内の自己搬入は無料)
一般的なシングルベッドであればフレームで10kg、マットレスで5kg程度ですので、合計して500円ほどで捨てられる計算です。
この方法は安く済む方法ですが、ベッドやマットレスを運搬できる車両がある場合や、ゴミ処理施設へアクセスしやすい場合に限定されるため、決して万人向けの方法とは言えないでしょう。
「不用品回収業者」に依頼してベッドを捨てる場合の費用相場は、10,000円~20,000円と考えましょう。
不用品回収業者は「品目ごとの回収」もしくは「積み放題」の2つのプランが主流ですので、ベッドだけ処分する場合は「品目ごとの回収」を利用することになります。
ベッドだけ処分するとなると、粗大ごみ回収や持ち込みなどと比較して割高感は否めないため、ベッド以外の不用品などとまとめて「積み放題」を選択するとよいかもしれません。
以下の記事では、不用品回収業者の選び方について詳しく説明しております。
ベッドを処分する際によくあるトラブルを紹介します。いざベッドを処分しようとした時に、これらの問題が起こり、処分できずに困るケースがよくありますので参考にしてください。
上記の事例について解説します。
ベッドを処分する際に「マットレスが捨てられない」トラブルはよく起こります。マットレスを粗大ごみで捨てようと考えていたのに、スプリングが入っていることを理由に、自治体に回収してもらえなかったというケースはたくさんあります。
回収に対応しているか否かは自治体によって異なることや、そもそもスプリングが問題になることを認識しておらず、処分したくても出来ないケースはよくあるので注意しましょう。
「運び出せない」トラブルもベッドを処分する際によく起こります。設置時は業者が搬入して組み立ててくれたから問題ないベッドであっても、処分する際は大変な作業になることがあります。
とくに、大型ベッドや介護用ベッド、さらにはアンティークベッドなどは、大きくて重量もあるため、捨てたいけれど運べないといった事態に直面する可能性が高いでしょう。
ベッドを処分する際「譲渡も買い取りも断られる」トラブルもよく起こります。例えば、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらおうと計画したのに、結局は買い取ってもらえなかったり、譲渡の約束がまとまらなかったりするケースが該当します。
ベッドやマットレスは大型家具ということもあり、予定通りに処分できなかった場合、とても厄介な存在になりますので、とくに退去期日などの期限がある時は注意が必要です。
ベッドを処分するおすすめの方法は、以下の通りです。それぞれメリットとデメリットがありますので、料金だけでなく、総合的に適している方法を選ぶようにしましょう。
「自治体の粗大ごみ回収サービス」は低コストでベッドを処分できる方法です。シングルベッドのフレームであれば1,500円、マットレス(スプリング入り)は2,500円が目安になります。
低コストがメリットではあるものの、予約した日にしか捨てられないこと、回収場所まで自分で運び出さなければいけないといったことがデメリットに感じるかもしれません。
「ゴミ処理施設への持ち込み」は、無料または格安でベッドを処分できるためおすすめです。お住いのエリアがゴミ処理施設に近く、ベッドやマットレスを自分で運べるようであれば最善策になるでしょう。
コストを抑えられる点がメリットですが、運搬にかかる負担は大きく、利用できる人は限られることがデメリットと言えます。
ベッドの処分では「引っ越し業者や家具販売店による引き取り」もおすすめです。引っ越しやベッドを新調する際に、業者に有料(粗大ごみ回収と同程度の費用)で引き取ってもらうことで実質的な処分になります。
引っ越しとベッドの処分や、ベッドの新調と処分が同時にできるという手間の少なさがメリットと言えますが、すべての業者が処分に対応してくれるとは限らないことや、費用がかかることはデメリットになるでしょう。
ベッドを処分する際には「不用品譲渡サイト」もおすすめです。インターネット上で、不要になった家具等を譲渡または売買するサイトやアプリを利用することで、実質的な処分が実現します。
交渉がうまくいけば金銭的な負担がなくベッドを処分できる点がメリットですが、ドタキャンや交渉時のトラブル、そして他人とのやり取りといった不安が多いことがデメリットでしょう。
「不用品回収業者」はベッドを処分するのにおすすめの方法です。最短で即日対応であることや、ベッド以外の不用品もまとめて片づけられるため、時間に制限がある転居などであっても対応してもらえます。
時間や労力といった効率性が高いことがメリットですが、ベッドだけを処分する場合には割高になることがデメリットと言えるでしょう。
以下の記事では、不用品回収を安い料金で済ませる方法に紹介しております。
不用品回収では以下のようなベッドが処分できます。
不用品回収業者が使用する軽トラックは最大350kg、2トントラックは2,000kgから3,000kgまで積めるため、ベッドの大きさや重量などは心配しなくてよいでしょう。
また、大型ベッドであったとしても、解体してから運び出すことも可能です。不用品回収業者であれば、いかなるベッドの処分にも対応してもらえると覚えておきましょう。
不用品回収でベッドを処分する場合の費用相場は、10,000円から20,000円を目安にしましょう。
不用品回収業者にベッドだけを処分してもらう場合は割高になってしまうため、依頼する際はその他の不用品などもまとめて回収してもらうことをおすすめします。