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遺品整理を自分で行うコツは?自分で対応できない時の対策も解説

不用品回収
遺品整理対策

「遺品整理を自分でやりたいけれどどうすればいいの?」や「遺品整理は自分ではできそうにない」といったことで悩んでいる人は多いと思います。

遺品整理は、その規模に関係なく時間と労力、そしてお金がかかります。また、時間の制約があるなかで、貴重品の仕分けや不用品の処分、さらには清掃などもやらなければならず、自分でできるのかどうかが不安に思えてくるでしょう。

そこでこの記事では、不用品回収や遺品整理のプロが初心者に向けて「遺品整理を自分で行う際のコツ」や、合わせて知っておきたいことについて分かりやすく解説します。

 

遺品整理を自分で行う時のコツ

遺品整理を自分で行う時は、以下のコツを参考にしてください。

  • 自分で出来ることと出来ないことを区別する
  • スケジュール設定
  • 人員や道具を手配する

上記について解説します。

 

自分で出来ることと出来ないことを区別する

最初に取り組むべきことが「自分で出来ることと出来ないことを区別する」です。例えば、故人の家電や衣類といった不用品を自分で片付けられるかどうかや、大切な遺品と不用品の選別、さらには清掃が該当します。

これらの条件は、実際に遺品整理する人の時間や環境、また、遺品の量や家屋の状態(ゴミ屋敷など)によっても変わるため、まずは自分で対応できるか否かを、現実的な条件を考慮して判断しましょう。

いかなるケースであっても、自分だけで遺品整理を済ませることは現実的ではありませんので、始めに自分で出来る範囲を明確にするのがコツです。

 

スケジュール設定

次に大切なコツとなるのが「スケジュール設定」です。具体的には、遺品整理をいつ始めるかや、いつまでに終えるか、さらには実際に動く人の予定を把握することなどが含まれます。

スケジュールを設定せずに始めると、作業効率やモチベーションの低下につながり、中途半端な状態で頓挫するかもしれず、特に退去期日が決まっている賃貸住宅における遺品整理では影響が大きくなります。

 

人員や道具を手配する

遺品整理を自分で行う場合は「人員や道具を手配する」こともコツです。自分以外に協力してくれる人を探したり、それに伴う謝礼を準備したりする必要があるでしょう。

また、必要な道具としては、遺品を保管するための段ボール箱やペン、解体や分解に使う工具類、ゴミ袋、台車、さらには作業服やマスクなどがあります。

 

遺品整理を自分で行う時の作業内容

遺品整理を自分で行う時、主に以下のような作業内容になりますので、自分で対処できるかどうかの参考にしてください。

  • 仕分け
  • ゴミの分別
  • 不用品の処分
  • 清掃

 

仕分け

遺品整理を自分で行う場合において最も大変な作業となるのが「仕分け」です。どのような遺品整理であっても、貴重品や思い出の品といった必要な物と、そうでない物を仕分ける必要があります。

遺品整理の対象範囲が広い場合や、物量が多い場合、さらには貴重品などの収納場所がわからない時などは大変になるでしょう。

 

ゴミの分別

「ゴミの分別」も遺品整理の際に必ず発生する作業です。自治体のルールに沿った分別、さらにはルールに基づいたゴミ出しなど、規制の範囲で対応しなければなりません。

また、リサイクルやリユースに使えそうな物は、それも考慮したうえで分別する必要があるため、仕分け同様に大変な作業と言えるでしょう。

 

不用品の処分

遺品整理を自分で行う場合は「不用品の処分」も必要です。具体的には、家庭ごみであればゴミ出し、粗大ごみであれば回収の予約や持ち込み処分、そしてリユース品などは売却といったことが該当します。

不用品ひとつひとつを異なる処分方法で処分していかなければならないため、時間と労力がかかる作業です。

 

清掃

「清掃」も必要な作業です。とくに賃貸住宅の場合は、退去時に「原状回復」が契約に含まれていることがほとんどのため注意しなければいけません。

清掃を怠ると、本来であれば返還されるはずの敷金が戻ってこないなど、実質的な金銭的な損失が起きるかもしれません。

参考:国土交通省、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

 

遺品の処分方法

遺品整理を自分で行うにあたり、遺品の処分方法を知っておきましょう。自分で以下の方法に対応できるか否か判断してください。

  • 供養
  • 寄付
  • 売却

それぞれ解説します。

 

供養

遺品整理において、故人の気持ちがこもっている日記や人形、仏壇や仏具、神棚などは寺院でお焚き上げしてもらったうえで「供養」するのが一般的です。

供養は必須の処分方法ではありませんが、家族にとって「気持ちの整理」がつきます。思い入れが強い遺品については、供養というかたちで処分するのがよいでしょう。

 

寄付

「寄付」も遺品の処分方法になります。例えば、服や家具、家電といった日常的に使う物をはじめ、車椅子や介護用ベッドといった介護用品などが対象です。

一方、必ずしも寄付を受け入れてくれる団体が見つかるとは限りません。また、すべてを寄付で処分できるとは限らないことにも注意しましょう。

 

売却

自分で遺品を処分するには「売却」という方法もあります。町のリサイクルショップや、インターネットオークション、さらには中古品買取サイトなどが対象です。

時間や労力がかかることは否めませんが、売却益が得られる可能性があるため、有力な処分方法として覚えておきましょう。

 

自分で対応できないときの対策

遺品整理を自分で行うのが困難と感じる場合は「不用品回収業者の遺品整理サービス」を利用するのがおすすめです。

不用品回収業者による遺品整理サービスでは、遺品や貴重品の仕分けをはじめ、不用品の回収と処分、清掃、さらには不用品の買い取りなどに対応してもらえます。

家や部屋が大きく個人では対応できそうにない場合や、物量が多い、ゴミ屋敷化しているといった、自分で出来る範疇を超えているような場合は、不用品回収業者に依頼するのが最善です。

 

業者に依頼した方がよいケース

遺品整理業者

遺品整理は自分で対応できない場合は業者を利用しましょう。以下のような条件に該当する場合は、不用品回収業者や遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。

  • 片付けの時間が確保できない
  • 遠方に住んでいる
  • 一軒家やマンションといった大きな住宅
  • 遺品の量が多い
  • ゴミ屋敷になっている
  • 片付けに対する体力や気力がない
  • 遺品を扱うのが辛い

遺品整理は「時間」と「労力」において、自分で対応できる範疇を超えているなら、業者に依頼した方がよいと考えましょう。

 

以下の記事では遺品整理業者選びのポイントについて説明しております。

遺品整理業者選びのポイント!注意点を解説

 

業者による遺品整理のメリットとデメリット

遺品整理を業者に依頼するメリットは以下の通りです。

  • 確実に片付く
  • しっかり仕分けしてもらえる
  • 遺品の取り扱いが丁重
  • 時間がかからない
  • 清掃やハウスクリーニングに対応している
  • 供養や買取サービスに対応している

このように、業者であれば、自分で片付ける際に悩みがちなことすべてを解消してくれることがメリットと言えます。

対照的に、デメリットとしては以下のことが考えられます。

  • 費用がかかる
  • 業者選定に苦労しやすい
  • 業者と連携して作業しなければいけない
  • 悪質業者に遭うかもしれない
  • 作業が始まると故人を偲ぶ余裕はない

遺品整理で業者を利用する場合「費用」は最も大きなデメリットになるでしょう。遺品整理にかかる費用相場は、ワンルームで120,000円~、一軒家で680,000円とされています。

 

自分では無理なら業者に相談するのがおすすめ

遺品整理を自分だけで済ませることは困難です。無理にすべてを自分で済ませようとせず、仕分けは自分で対処し、不用品やゴミの処分は業者に任せるようにしましょう。

遺品整理を上手に進めるには「自分で出来ることと出来ないことを区別する」のがコツであることを覚えておいてください。

 

まとめ

遺品整理を自分で行う場合は、スケジュール設定をはじめ、遺品の分別や処分などを計画的に進めることが大切です。

自分で片付けるのに限界を感じる場合は、不用品回収業者による遺品整理サービスを利用することも視野に入れてください。

 

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