「遺品整理で出た家電はどうやって処分するのがいいの?」や「遺品整理で出た家電を安く処分できる方法が知りたい」と考えている方は多いと思います。
遺品整理の際に頭を悩ませやすい要素のひとつが家電です。家電は大きく、簡単には処分できないことに加えて、家電リサイクル法も関係しているため、合法的に正しく処分する方法を知っておくことが求められます。
そこでこの記事では、遺品整理のプロが初心者に向けて「遺品整理の家電」に関して、仕分け方やおすすめの片付け方法などをわかりやすく解説します。
目次
遺品整理で出た家電を仕分けるときは、以下の項目ごとにまとめるとスムーズです。
上記について解説します。
遺品整理で出た家電を仕分けるには、まず「家電リサイクル法に該当する4製品」を把握することがポイントです。
家電リサイクル法とは、1998年に制定された特定家庭用機器再商品化法のことで、廃棄物の減量、資源の有効活用を推進することを目的にしており、廃棄する際に使用者がリサイクル料を負担することが義務付けられています。
具体的には、各種テレビ、冷蔵庫、洗濯機(乾燥機)、そしてエアコンの4製品が対象で、これらを処分する際には、ひとつにつき1,000円から5,000円のリサイクル料を負担しなければなりません。
参考:一般財団法人家電製品協会,リサイクル料金主要メーカー一覧
遺品整理の家電を仕分ける際は「売却または再利用できそうなもの」も基準です。具体的には、まだ使えそうな家電や、製造から3年以内の新しい家電は買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
年式が古い場合であっても、ビンテージ家電として売却できる可能性があります。また、家族が引き継いで利用する選択肢もあるため、利用価値がある家電は残しておく方がいいかもしれません。
遺品整理の家電を仕分けるには「廃棄するもの」も明確にしましょう。例えば、壊れているものや、汚れがひどいものなどが該当します。
売却やリサイクルが難しいと判断できる家電は、粗大ゴミとして処分することを念頭に仕分けておくとよいでしょう。
遺品整理で出た家電を処分するおすすめの方法として、以下が挙げられます。
それぞれ解説します。
遺品整理で出た家電は「自治体の粗大ゴミ回収サービス」で処分するのがおすすめです。理由は、費用負担が軽いことにあります。
例えば、岡山市内で一般的な電子レンジを粗大ゴミとして処分する場合、500円の手数料で済むほか、ゴミ処理施設に持ち込む場合は無料で処分可能です。
粗大ゴミで処分する方法は、安く済むことがメリットですが、予約制であることや、手数料シールの購入など、手間がかかることがデメリットに思えるかもしれません。
「リサイクルショップ」も遺品整理で出た家電を処分するおすすめの方法です。お住まいのエリアにあるリサイクルショップに持ち込み、または出張買取サービスを利用することで、家電を処分できます。
新しい家電であれば高値で買い取ってもらえる可能性があることや、家電製品以外でも利用できることが利点です。
一方、お住まいのエリアによっては利用できないかもしれないほか、必ずしも引き取ってもらえるとは限らないため、結果的に家電を処分できずに終わる可能性は否定できません。
遺品整理で出た家電を処分する際には「インターネット」もおすすめです。具体的には、フリマアプリや不用品譲渡サイトなどが対象になります。
日本全国が対象になるため、古びた家電であっても買い手や引き取り手が見つかりやすいほか、パソコンやスマートフォンで対応できる手軽さはメリットといえます。
一方で、ドタキャンやクレームなどのトラブルが起こりやすいことや、出品や発送に手間がかかることはデメリットになるでしょう。
「遺品整理業者の買取サービス」は、遺品整理で家電を処分するのに最もおすすめです。理由は、家の片付けと一緒に依頼でき、家電を処分する手間や労力の負担が大幅に削減されることにあります。
特に、部屋や家の荷物が多く、業者に片付けてもらうことを予定している方にとっては、最も効率的な処分方法になるでしょう。
ただし、遺品整理業者を利用する場合は費用負担が大きいことは否めません。あくまでも、部屋や家の片付けで業者を利用する場合のオプションとして考えるようにしましょう。
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遺品整理は必ずしも業者を利用する必要はありませんが、家電などの物量が多い場合や、家族が遠方に住んでいる場合などは、業者を利用した方が賢明かもしれません。
特に、以下に該当する場合は、遺品整理業者の利用を検討してください。
このように、遺品整理業者を利用した方がよいケースは多岐にわたります。昨今は、核家族化が進んでいるため、遺品整理の負担が大きい人が増えているほか、家族では対処できないほどの物量があるケースも多いとされています。
少しでも遺品整理が負担に思える場合は、地元の遺品整理業者に相談し、家電製品や家具、衣類、さらには食器などもまとめて片付けてもらうとよいでしょう。
遺品整理で出た不用品を買い取ってもらうなら以下の記事がおすすめ!
関連記事:遺品整理で買い取ってもらえる遺品とは?高く売るコツを徹底解説!
遺品整理業者を選ぶときのポイントは以下を参考にしてください。
上記について解説します。
遺品整理業者を選ぶ際は「買取サービスに対応していること」を確認しましょう。なぜなら、すべての遺品整理業者が家電などの買取サービスに対応しているとは限らないためです。
遺品整理業者を選ぶ際には、業者がどのようなオプションサービスに対応しているかや、オプションサービスが料金内に含まれるのかなども含めてしっかり確認しましょう。
「有効な許可番号を持っていること」もポイントです。特に、家電を買い取ってもらいたい場合は、業者が有効な古物商許可番号を持っているかを確認してください。
業者のウェブサイトや名刺、見積書などに記載されている番号を、各都道府県の公安委員会ウェブサイトで調べ、合法的な売買に対応しているかを調べることをおすすめします。
遺品整理業者を選ぶ際は「遺品整理の実績が豊富なこと」もポイントのひとつです。遺品整理の片付け作業は、実績が豊富な業者ほど効率よく、家族に寄り添った対応にも慣れています。
また、業者の経験を通した的確なアドバイスや、費用を抑える方法などのコツも教えてもらいやすいことから、実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。
遺品整理で出た家電は、リサイクル家電、売却、処分の3つに仕分けるとスムーズです。また、処分する際は粗大ゴミ回収、リサイクルショップ、さらには遺品整理業者を利用するとよいでしょう。
特に、物量が多い場合や、遺品整理の時間が取れない場合は、信頼できる遺品整理業者を探すことをおすすめします。
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