COLUMN お役立ちコラム

みなさんは両親や家族など、亡くなった人の部屋の片付けはどのように対処すればよいか考えたことはありますか？

故人の部屋の片付けは、故人の物量や住宅環境、そして対処する家族の状況によっては大変な作業になるかもしれず、対処の方法が分からずに行き詰ってしまうケースも珍しくありません。

そこでこの記事では、不用品回収や遺品整理の実績が多いプロが「亡くなった人の部屋の片付けは業者に任せるべきか」について、片付けに直面している方に向けてポイントを分かりやすく解説します。

 

亡くなった人の部屋の片付けを業者に任せた方がよい理由

亡くなった人の部屋の片付けは、家族だけで十分に対処できる場合を除いては、業者に任せた方がよいでしょう。

部屋の片付けを業者に依頼した方がよい理由は、以下の通りです。

• 遺品整理と不用品の処分が同時に片付く

• 短期間で確実に片付く

• 依頼者の心身の負担が少ない

上記について解説します。

 

遺品整理と不用品の処分が同時に片付く

業者に依頼した方がよい理由は「遺品整理と不用品の処分が同時に片付く」です。これは、故人や家族の思い出の品、貴重品などの大切なものを仕分けて保管する遺品整理の作業と、ゴミや不用品を処分する作業が同時に済むことを指しています。

1回の作業で2つの大変な作業が済むため、業者に依頼した方がよい訳です。業者による作業であれば、効率的に片付くでしょう。

 

短期間で確実に片付く

業者に依頼した方がよい理由には「短期間で確実に片付く」ことも挙げられます。多くの業者は、ゴミ屋敷や物屋敷でない限り、1日で作業を終えることを前提にしているため、ごく短期間で部屋の片付けは完了します。

また、業者であれば確実に片付くこともポイントです。大きな家具や家電、布団、書籍など、処分に困りがちなあらゆる物が短期間で確実に片付くことは、業者を利用すべき大きな理由になるでしょう。

 

依頼者の心身の負担が少ない

業者に依頼した方がよい理由として「依頼者の心身の負担が少ない」もあります。具体的には、依頼者が大変な作業をしなくて済むことや、故人の思い出を処分する際の罪悪感や動揺が少なく済むことが含まれます。

亡くなった人の部屋の片付けは、対応する家族の心身の疲弊を伴います。心身の負担が大きな部分を業者に担当してもらうことは、業者を利用した方がよい理由になるでしょう。

 

業者に依頼した方がよいケース

亡くなった人の部屋の片付けを業者に依頼した方がよいケースは、以下のようなことに該当する場合です。

• 片付けに対応する時間がない

• 離れて暮らしていて対処が困難

• 家族では対処できそうにない

• 片付ける対象範囲が広い

• ゴミ屋敷や物屋敷になっている

• やる気がない

時間や労力、そして気力といった面において、家族では対応が困難と感じる場合は、業者に依頼した方が無難です。

 

亡くなった人の部屋を片付けてくれる業者の種類

亡くなった人の部屋の片付けに対応してくれる業者は以下3種類です。それぞれの特徴を理解することで、適切な業者を選べるようになります。

• 不用品回収業者

• 遺品整理業者

• 特殊清掃業者

それぞれ解説します。

 

不用品回収業者

「不用品回収業者」は亡くなった人の部屋の片付けに対応しています。不用品回収業者は、亡くなった人の部屋に限らず、ゴミ屋敷や物屋敷、そして引越しなどのあらゆるケースを対象にしていることが特徴で、仕分けや遺品探し作業を含め、ゴミや不用品を片付けてくれます。

また、オプションサービスとして、遺品の供養や特殊清掃、家屋の解体などにも対応しているため、亡くなった人の部屋の片付けで最も使い勝手が良い業者と言えるでしょう。

 

遺品整理業者

亡くなった人の部屋の片付けは「遺品整理業者」が対応しています。遺品整理業者は、主に亡くなった人の遺品を片付けたり、部屋のゴミや不用品を回収して処分したりするほか、読経やお焚き上げなどの供養も実施しています。

一部の業者は、遺品整理士と呼ばれる民間資格保有者によるアドバイスや相談なども提供

していますが、サービス内容は不用品回収業者とほとんど変わらないのが実情です。

 

特殊清掃業者

「特殊清掃業者」も亡くなった人の部屋の片付けに対応しています。特殊清掃業者は、孤独死や自殺などの事故物件を中心に片付けることを専門にしている業者です。

主に清掃や消臭、消毒作業を提供している一方で、遺品や不用品の片付けにも対応しているため、亡くなった人の部屋の片付けだけでなく、専門的な清掃作業が必要なケースで利用することになるでしょう。

 

業者選びで迷った際にするべきこと

亡くなった人の部屋の片付けで業者を利用する際、業者選びで迷うかもしれません。迷った際は以下を参考にしてください。

• 片付けの目的を明確にする

• 家族で対応できるか判断する

上記について解説します。

 

片付けの目的を明確にする

業者選びで迷った際は「片付けの目的を明確にする」ことが大切です。故人の遺品を選別したり、一部を処分したりするのが目的の場合は、不用品回収業者が適しています。

一方、不用品やゴミを処分するだけが目的なら、遺品整理業者や特殊清掃業者は適さないでしょう。

片付けの目的と、業者が提供しているサービス内容や特長がマッチしていることがポイントです。

 

家族で対応できるか判断する

「家族で対応できるか判断する」ことも大切です。例えば、家族が故人の貴重品や思い出の品を探せないほどに物量がある時や、高齢や病気などが理由で、家族がゴミや不用品を処分できない場合は、不用品回収業者や遺品整理業者を利用した方がよいでしょう。

 

業者に依頼した場合の費用相場

亡くなった人の部屋の片付けを業者に依頼した場合の費用相場は、以下を参考にしてください。

• 1R、1K：120,000円～

• 1DK、2K：200,000円～

• 1LDK、2DK、3K：300,000円～

• 2LDK、3DK：350,000円～

• 3LDK、4DK：450,000円～

• 4LDK、5DK：550,000円～

• マンションや一軒家（5LDK以上）：680,000円～

上記はあくまでも目安です。片付けにかかる費用は、間取りや物量、そして作業量によって変動します。

業者に現場で見積もってもらうことで初めて明確になりますので、費用を知るには見積もってもらいましょう。

 

業者選びのポイント

業者選びの際は、以下のポイントを参考にしてください。

• 地元の業者を利用する

• 相見積もりをとる

• 許可番号を確認する

上記について解説します。

地元の業者を利用する

業者を選ぶ際は「地元の業者を利用する」ことがおすすめです。理由は、交通費などを抑えられるほか、急な依頼でも対応してもらいやすいことが挙げられます。

業者の公式ウェブサイトで対応エリアを確認し、ご自身の地元に対応している業者を選ぶのがポイントです。

 

相見積もりをとる

「相見積もりをとる」ことは非常に重要なポイントです。具体的には、同じ条件で3～5社に現場で見積もってもらうようにしましょう。

相見積もりをとることで、最低料金や適正価格が分かります。また、信頼できそうな業者かどうかも分かるため、時間がかかったとして相見積もりをとるようにしてください。

 

許可番号を確認する

業者を選ぶ際には「許可番号を確認する」こともポイントです。許可番号とは、自治体から発行される一般廃棄物収集運搬業務や、公安委員会による古物商許可を指しています。

業者がこれらの有効な番号を有していることは、公的機関から認められている証拠です。ぼったくりなどを働く悪徳業者と区別する基準として利用できます。

 

まとめ

亡くなった人の部屋の片付けは、不用品回収業者や遺品整理業者を利用するのがおすすめです。片付けの目的やご家族の状況に合わせて選ぶようにしましょう。

迷った際は、遺品整理サービスにも対応している地元の不用品回収業者を選ぶのがおすすめです。

24時間受付中！Webフォームより無料見積もりする

LINEで見積りをする

 

関連記事

遺品整理は49日前に済ませるべき？遺品整理のプロがそのメリットと注意点を解説

親の遺品整理はいつから？遺品整理を成功させるコツを解説