「遺品整理を急ぎで対応しなければいけないけれど、どうすればいいかわからない」や「遺品整理を急いでいる時にはどんなことに注意すべきか」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
特に、賃貸住宅で暮らしている場合や、介護施設で最期を迎えた場合などは、急いで対応する必要があるため、適切な対処が求められます。
そこでこの記事では「遺品整理を急ぎで対応する」ことについて、遺品整理のプロが初心者にもわかりやすく解説します。
目次
遺品整理を急ぎで対応しなければならないケースは、主に以下のような場合です。
上記について解説します。
遺品整理を急ぎで対応しなければならないのは「賃貸住宅に住んでいた」ケースです。故人が賃貸住宅に住んでいた場合、契約は相続人に相続されるため、引き続き家賃の支払い義務が生じます。
また、契約内容によっては、一定の期間が過ぎた時点で退去を求められる可能性があるため、急いで遺品整理する必要があるでしょう。
「老人ホームなどの介護施設を利用していた」場合も急ぐ必要があると考えてください。老人ホームなどの介護施設では、利用者が亡くなった場合、1週間以内に退去する必要がある契約になっていることがほとんどです。
故人が、施設内に自分の持ち物を持ち込んでいた場合は、1週間以内に遺品整理の対応が必要になるでしょう。
遺品整理を急ぐケースには「家が空き家状態になっている」も含まれます。空き家状態の家が、老朽化して危険な状態になっている場合や、近隣住民や行政からの警告を受けた場合などは、急いで遺品整理しなければいけません。
また、空き家状態だと、火災や盗難、害獣の発生など、さまざまなリスクが考えられるため、急いで対処しなければならないでしょう。
「後回しにできない状況になった」場合も急いで遺品整理しなければいけません。具体的には、残された家族の生活環境が変わってしまうケースや、海外赴任、さらには経済的な事情など、あらゆるケースが想定されます。
心の整理がつくまでは遺品整理できないと思っていても、環境や事情が変わってしまって、急ぎで対応しなければいけなくなる可能性が十分に起こり得ます。
急ぎで遺品整理する方法は、以下の選択肢に限られます。
それぞれ解説します。
最も手軽で確実な方法が「家族で対応する」です。家族や親戚が協力して片付けられるのであれば、この方法が理想的といえるでしょう。
片付けにかかるコストを抑えられることや、他者が関わらないことはメリットになるかもしれませんが、なにかと労力がかかることは否めません。
「遺品整理業者に依頼する」は、迅速かつ確実な方法です。遺品整理業者とは、個人の遺品を仕分け、不要な物を回収、そして処分してくれる業者のことで、早ければ即日で対応してくれます。
家族が遠方に住んでいる場合や、すぐに片付ける時間が取れない場合、さらには故人の物が大量に残っている場合などは、第一選択になるでしょう。
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遺品整理を急ぎで対応する場合の注意点は以下のとおりです。
上記について解説します。
遺品整理を急ぎで対応する時は「急いで契約しない」ことに注意してください。遺品整理の料金は、例え同じ作業であっても業者ごとに異なります。
急いでいるからといって1社だけの見積もりで決めるのではなく、最低でも3〜5社に見積もりを取って、最低料金と適正価格を把握することが大切です。
また、依頼者が急いでいる状況を逆手にとって契約を急がせるように、依頼者の弱みにつけ込む業者に注意しましょう。
「信頼できる業者を見極める」ことにも注意が必要です。具体的には、一般廃棄物収集運搬業務許可などの許可番号を有しているかや、遺品整理の実績が豊富か、さらには法人格として活動しているかなど、基本的なことをしっかり確認しましょう。
昨今では、外国人による訪問営業や電話営業、DM投函、街を巡回する廃品回収車など、違法な営業行為も広まっています。
急いでいる場合であっても、遺品整理業者が信頼できる業者かどうかを見極める確認作業は怠らないようにしてください。
遺品整理を急ぎで対応する時でも「なるべく家族で片付ける」ことをおすすめします。なぜなら、すべての作業を業者に任せてしまうと、料金が高くなってしまったり、貴重品などの紛失、盗難リスクが生じたりするためです。
急いでいる場合であっても、あらかじめ貴重品などを確保すること、家庭ゴミとして捨てられるものは家族が処分するなど、すべてを業者任せにしないように注意しましょう。
遺品整理に急ぎで対応する時は、以下のコツを参考にしてください。
それぞれ解説します。
遺品整理を急ぎで対応する場合は「地元の業者を利用する」ことがコツです。地元の業者であれば、即日対応してもらえる可能性が高まるほか、スケジュール調整が柔軟になりやすいメリットがあります。
遺品整理に急いでいる状況においては、地元の業者であればなにかと融通がきくと覚えておきましょう。
「まとめて見積もる」も急ぎの遺品整理ではコツになります。例えば、午前中に複数の業者に見積もってもらうよう時間を調整するなど、なるべく見積もりを短時間で済ませるように工夫しましょう。
午前9時にA社、午前10時にB社、午前11時C社のように、時間を区切って見積もってもらうことで、短時間で効率的な相見積もりが可能です。
なお、インターネット上の一括見積もりサイトや、業者比較サイトなどを使った相見積もりは、サイトの提携業社だけが対象で公平さに欠けるため、急いでいるとしてもおすすめしません。
遺品整理を急ぎで対応する場合「遺品整理の実績が豊富な業者を選ぶ」ことがコツです。遺品整理は、実績が豊富な業者ほど打ち合わせや作業が円滑に進みやすいため、ストレスを抑えつつ、スピーディーに片付くでしょう。
特に、急いでいる状況においては、業者側が依頼者の気持ちをしっかり汲み取って対応してくれるかが大きなポイントになるため、経験豊富な業者ほど頼りになります。
業者の公式ウェブサイトやSNS、口コミ評判などを確認し、対象の業者が遺品整理の実績があるかどうかを見てみましょう。
亡くなった人の部屋の片付けをどうすればいいのかわからない方は以下を参考にしてください!
関連記事:亡くなった人の部屋の片付けは業者に任せるべき?ポイントを解説
遺品整理を急ぎで対応しなければならない時は、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
遺品整理では業者選びが非常に重要なため、急いでいる状況下であったとしても、地元の業者を対象にして相見積もりをとることや、信頼できる業者を見極めることを心がけてください。
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