
県外に住んでいて、岡山の実家の遺品整理をしなければならない。何度も帰省はできないし、鍵はどうするのか、勝手に進められて大事なものを捨てられないか。こうしたご相談は年々増えています。結論から言えば、遺品整理は立ち会いなしでも進められます。ただし、着手前に「残すもの」と「連絡のルール」を決めておけたかどうかで、満足度がまったく変わります。ここでは遠方から依頼するときの段取りを、順を追って整理します。
目次
最初の関門が鍵です。多いのは、一度だけ現地で顔を合わせて手渡す方法、郵送する方法、管理会社や親族が預かっている鍵を使う方法の三つです。
一度でも現地で会えるなら、そのときに家の中を一緒に見ておくと話が早くなります。難しい場合は郵送でも構いませんが、いつ誰が受け取り、作業後にどこへ返すのかまで、先に文書で決めておくと安心です。
▶ 遠方だからこそ最初の見積りが重要
現地を見ずに電話だけで金額を出す業者には注意が必要です。国民生活センターも、遺品整理サービスについて、作業内容と費用を明確にした見積書の確認、複数社の比較を呼びかけています。当日に追加を請求されたという相談は実際に寄せられています。写真や動画で室内を送り、それをもとに概算を出してもらう方法も一般的になりました。
立ち会えない場合、作業前・作業中・作業後の写真や動画を送ってもらう形が主流です。着手前の各部屋、大きな家具を出した段階、最後の空室の状態。この三点があれば、離れていても状況を把握できます。
依頼の段階で「どのタイミングで、どんな形で報告してもらえますか」と聞いてみてください。慣れている業者なら、すぐに具体的な答えが返ってきます。
作業中には、現金、通帳、印鑑、権利証、貴金属などが出てくることがあります。その場で連絡してほしいのか、一日の終わりにまとめて報告でよいのか、見つかったものは保管してもらうのか送ってもらうのか。ここを決めておかないと、お互いに気を遣うだけで話が進みません。
実際にどんなものが出やすいかは遺品整理で見つかった現金・通帳・印鑑の扱い方にまとめていますので、依頼前に目を通しておくと判断しやすくなります。
もっとも大切なのがこれです。「大事なものは残してください」だけでは、現場の判断はできません。仏壇まわりの位牌、アルバム、賞状、母の指輪、父の腕時計、書斎の引き出しの中身。品名と、置いてありそうな場所をセットで伝えます。
すべてを覚えていなくても構いません。「和室の押入れの中は捨てずに残して、後で自分が確認する」という指定の仕方でも十分に機能します。
残したものをどう手元へ届けるかも先に決めます。宅配便で送ってもらうのか、一度どこかにまとめて保管してもらい、後日引き取りに行くのか。送料や梱包の費用がどちら持ちになるかも、見積りの段階で確認しておくと後の行き違いを防げます。
割れ物や仏具は梱包に手間がかかりますので、点数が多い場合は早めに伝えておくとよいでしょう。
現地で会えない以上、支払いは振込になることがほとんどです。作業前に一部、完了後に残額という形もあります。
そして完了確認です。作業後の室内写真を受け取ってから振り込む、という順序にしておくと安心できます。費用と日数の全体像は一軒家の遺品整理の費用と日数の目安を参考になさってください。
ひとつだけ、順番を間違えてはいけないことがあります。故人に借金があるかもしれない、相続放棄を検討している。この場合は、遺品に手をつける前に弁護士や司法書士へ相談してください。
裁判所の案内では、相続放棄の申述は、自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内にしなければならないとされています。どうしても期間内に判断がつかない場合は、家庭裁判所に期間の伸長を申し立てる方法もあります。
そして注意したいのが、相続財産を処分すると相続を承認したとみなされる場合があるという点です。遺品の片付けがこれにあたるかどうかは事情によりますので、判断は専門家に委ねてください。遠方だから早く片付けてしまいたい気持ちはよく分かりますが、ここだけは急いではいけない場面です。関連する注意点は孤独死で残された遺品の扱い方でも触れています。
遺品整理は、家の中を空にすれば終わりではありません。ご近所への挨拶、鍵の返却、郵便物の転送手続き、電気・ガス・水道の停止。こうした作業は現地で発生します。
どこまでを業者に任せられるかは会社によって違いますので、最初に確認しておきましょう。ご近所への挨拶は、その後の空き家管理や売却にも関わりますので、可能であればご家族が一度顔を出しておくことをおすすめします。
また岡山県内といっても、事情はかなり違います。岡山市や倉敷市の市街地であれば道も広く、作業車も付けやすいのですが、美作や高梁の中山間地域になると、細い道を通って家まで上がる必要があったり、往復の移動そのものに時間がかかったりします。県外から日帰りで様子を見に行くのが難しいのは、こうした事情もあります。地元の業者に任せたほうが現実的なのは、この移動負担の差が大きいためです。
コウノ産業は岡山県全域に対応し、遺品整理・生前整理を数多くお手伝いしてきました。県外にお住まいのご家族からのご依頼も多く、写真や動画での報告、貴重品が出た際のご連絡、形見の発送まで対応しております。
グループ内で片付けから買取、回収、クリーニングまで一貫して行えますので、査定できるものは処分費用と相殺してご提案できます。一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬業、古物商の許可を取得したうえで作業しております。お見積りは無料です。まずは実家の状況をお聞かせください。
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