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遺品の手紙・日記・年賀状の処分方法|個人情報を残さず手放す【岡山】

遺品整理

岡山|不用品回収
 

親の遺品を片付けていると、引き出しや押入れの奥から手紙の束、何冊もの日記、何十年分の年賀状が出てきます。捨てるのは気が引けるし、住所や名前が書かれた紙をそのままごみに出してよいのかも気になるところです。

結論から言うと、手順は3つです。①捨てる前に一度だけ中身を確かめ、大事な書類と、まだ使えるはがき・切手を抜き出す。②名前・住所・電話番号が書かれた部分を、シュレッダーや手作業で読めない状態にする。③お住まいの市の分別に従って紙ごみとして出す。岡山市と倉敷市では紙ごみの出し方が少し違うので、この記事では両市の公式の案内に沿って整理します。

遺品の手紙・日記・年賀状を処分する前に確かめること

現場で遺品整理をしていると、「手紙の束だと思って捨てかけたら、中に大事な書類が挟まっていた」という場面は珍しくありません。処分の前に、次の3点だけは確かめておいてください。

手紙の束に紛れやすい大事な書類

封筒に入ったままの郵便物は、私信と事務的な通知の見分けがつきにくいものです。保険会社や金融機関からの通知、年金に関する書類、借入れや契約に関する書類が、手紙と一緒に輪ゴムでまとめられていることは珍しくありません。こうした書類は、相続の手続きで財産や借入れの有無を確かめる手がかりになることがあります。

封を開けていない郵便物は、差出人の名前だけで判断せず、中を確認してから仕分けるのが安全です。通帳や印鑑、現金が見つかったときの扱いは遺品整理で見つかった現金・通帳・印鑑の扱い方で詳しく解説しています。

年賀状は「連絡先の控え」として一度だけ使う

年賀状は、故人と付き合いのあった人の住所録でもあります。亡くなったことを知らせたい相手や、喪中のあいさつを送る相手を確かめる材料になるので、すぐには捨てず、直近の数年分だけ手元に残しておくと役に立ちます。必要な宛先を書き写したら、残りは次の章の方法で個人情報を消してから手放しましょう。

未使用のはがき・切手は郵便局で交換できる

年賀状の束のなかに、書いていない年賀はがきや、使わなかった切手が混ざっていることもよくあります。日本郵便株式会社の「書き損じはがき・切手の交換」の案内では、書き損じたはがきや不要になった郵便切手等は、「所定の手数料をお支払いいただければ」新しい切手やはがきなどと交換できるとされています。現金に戻すのではなく、切手類への交換という仕組みです。

汚れたり傷んだりして料金の部分が損なわれたものは無効となり、交換できる組み合わせにも決まりがあります。枚数が多いときは、持ち込む前に郵便局の窓口で確認しておくと手間が省けます。

日記・手紙の個人情報を残さず処分する方法

手紙や年賀状には、故人だけでなく、差出人の名前・住所・電話番号も書かれています。ごみとして出したあとに誰かの目に触れても困らないよう、次のどれかの方法で読めない状態にしてから手放すのが基本です。

消すべきなのは「名前・住所・電話番号」

全部を細かく刻む必要はありません。個人が特定できるのは、主に宛名面と差出人の欄、手紙の末尾の署名です。量が少なければ、その部分だけをはさみで切り取るか、市販の個人情報保護用スタンプで読めなくする方法もあります。日記は中身全体に家族や知人の名前が出てくるので、ページごとシュレッダーにかけるほうが確実です。

量が多いときはシュレッダーを使う

何十年分の年賀状となると、1枚ずつ切り取るのは大変です。家庭用のシュレッダーは一度に入れられる枚数が決まっているので、はがきは数枚ずつ、封筒は中身を出してから入れると詰まりにくくなります。ホッチキスやクリップは外しておきましょう。

なお、日本郵便株式会社には個人向けの「書類溶解サービス」がありますが、同社の案内では「東京都および神奈川県内の郵便局(簡易郵便局を除く)で取り扱っているサービスです。」とされ、「他県でのご注文、荷物の差出はできません。」と明記されています(2026年9月時点)。岡山県内の郵便局では利用できないため、岡山で身近な方法は、家庭のシュレッダーか手作業ということになります。

庭で燃やす方法はおすすめしない

「手紙は燃やして処分するもの」と考える方もいますが、e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第16条の2は、「何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。」と定めています。例外は、処理基準に従った焼却のほか、宗教上の行事に必要な焼却や、日常生活で通常行われる軽微なたき火など、法律と政令で定める場合に限られています。何十年分もの手紙や日記を庭でまとめて燃やすことがこの例外にあたるとは言い切れず、煙やにおいで近所とのトラブルにもなりかねないため、おすすめしません。供養として手放したい場合は、お焚き上げを受け付けている寺社に、受付の有無や方法を直接問い合わせるのが確実です。

岡山市と倉敷市の手紙・はがき・日記の出し方の違い

個人情報を消したあとの紙は、ふつうの紙ごみとして出せます。ただし、岡山では同じ「紙」でも市によって区分や出し方が違い、写真や感熱紙のように資源にならない紙もあります。両市の分別区分の一覧で確かめた内容をまとめると、次のとおりです(2026年9月時点)。

品目 岡山市 倉敷市(真備地区以外)
はがき・封筒 資源化物(雑紙) はがきは品目としての記載なし(市に確認)。窓あき封筒は燃やせるごみ(窓のビニール部分を取れば資源ごみ)
ノート 資源化物(古紙) 資源ごみ
シュレッダーくず 品目としての記載はなし。小さな紙切れの出し方は下記 資源ごみ(無色透明または半透明の袋に入れる)
写真・アルバム 可燃ごみ 品目としての記載はなし(市に確認)
感熱紙(レシートなど) 可燃ごみ 燃やせるごみ

岡山市の出し方|小さな紙切れは雑誌に挟むか透明の袋へ

岡山市では、はがき・封筒は資源化物の「雑紙」、ノートは「古紙」にあたり、地区ごとに決められた日に資源化物ステーションへ出します。岡山市ホームページ「古紙の出し方」では、古紙の収集は月2回・当日の午前8時まで(一部地域は午前7時30分まで)とされています。

岡山市の分別区分には「シュレッダーくず」という品目名は見当たりませんが、「古紙の出し方」のページでは、雑紙の小さな紙切れについて「小さな紙切れは、雑誌の中に挟むか、透明または半透明のナイロン袋に入れて出してください。」と案内しています。シュレッダーくずをこの方法で出してよいかは、念のため市に確認しておくと安心です。一方で、感熱紙・カーボン紙・ノーカーボン紙・防水加工紙は可燃ごみで出すよう書かれているので、レシートや複写式の控えは分けておきましょう。表紙がビニールや布でできた日記帳やアルバムのように、紙以外の素材が付いたものも、判断に迷ったら市の環境事業課に確認するのが確実です。

倉敷市の出し方|シュレッダーくずは資源ごみ

倉敷市(真備地区以外)では、倉敷市ホームページ「燃やせるごみ・資源ごみ・埋立ごみ・使用済乾電池」によると、平成21年10月から「シュレッダーくず(紙)」も資源ごみとして出せるようになっており、無色透明または半透明の袋に入れて出すよう案内されています。資源ごみの収集は月1回です。

また、倉敷市ホームページ「ごみの分別区分と出し方(た~わ)」では、窓あき封筒は燃やせるごみで、窓のビニール部分を取り除けば資源ごみになるとされています。ビニールの窓は切り取って燃やせるごみへ。封筒本体や中の書類(紙の部分)は、シュレッダーにかければシュレッダーくず(紙)として資源ごみに出せます。感熱紙のように燃やせるごみになる紙は分けておきましょう。

気持ちの整理がつかないときの残し方

手紙や日記は、形見分けの品のように値段で判断できるものではありません。すぐに全部を決めようとせず、次のような残し方もあります。

▶ 「残す箱」を1つだけ決める
箱の大きさを先に決め、入る分だけ残します。量に上限を設けると、何を残すかが自然に選べます。

▶ 読むのは片付けが終わってから
作業の途中で読み始めると手が止まります。まず「残す箱」に入れておき、落ち着いてから読み返すほうが、結果的に早く進みます。

▶ 写真と一緒に整理する
手紙と写真が同じ缶に入っていることもよくあります。写真・アルバムの減らし方は生前整理で写真・アルバムを減らすコツを参考にしてください。本や雑誌などの紙類がまとまって出る場合は、本・雑誌・古紙の大量処分もあわせてどうぞ。

手紙や書類の多い遺品整理はコウノ産業へ

遺品整理の現場では、手紙や書類は「捨ててよい物」と「残す物」の境目がいちばん見えにくい品目です。コウノ産業の遺品整理では、作業中に貴重品や重要書類などが出てきた場合は取り置きします。形見など、お申し出のあった物を探して保管することもできますので、「この人からの手紙は残したい」「通帳の入った封筒を探してほしい」といったご希望は、お見積もりの際にお伝えください。

手放すと決めた手紙や日記を供養したい場合は、提携寺院でのお焚き上げもご依頼いただけます(ご希望の場合は供養証明を発行します)。片付けから、値が付く物の買取のご相談、不用品の回収、クリーニングまでグループで一気通貫で対応しています。岡山県全域でご相談を承っています。

出典:岡山市ホームページ「古紙の出し方」・同「分かりにくい資源・ごみの分別区分」/倉敷市ホームページ「燃やせるごみ・資源ごみ・埋立ごみ・使用済乾電池」・同「ごみの分別区分と出し方」/e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」/日本郵便株式会社「書き損じはがき・切手の交換」「書類溶解サービス(個人のお客さま)」。本記事では、コウノ産業がこれらの内容を要約・編集して紹介しています。

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