
ゴミ屋敷の片付けを、近所にまったく知られずに終える方法はありません。ただ、近所の人が「何かあったのかな」と気づくきっかけは、だいたい決まっています。家の前に長く停まる車、何度も続くごみ袋の運び出し、玄関を開けたときのにおい、そして家の前やごみステーションに並ぶ大量のごみです。この4つは段取りしだいで小さくできます。この記事では、岡山で片付けの現場に入っている立場から、周りからどう見えるかを減らすための段取りを整理します。
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「片付けを頼みたいけれど、近所の目が気になって踏み出せない」というご相談は珍しくありません。気にしているのは作業そのものより、「あの家はゴミ屋敷だった」と知られることのほうだと思います。
現場で見ていると、近所の人が気づくのは作業の中身ではなく、ふだんと違う光景です。
どれも「時間が長いほど」「回数が多いほど」目に入ります。つまり、近所に知られにくくするいちばんの近道は、人目につく時間を短くまとめることです。
「業者を呼ぶと目立つから、自分で少しずつ出そう」と考える方もいます。ただ、物量によっては、週末ごとの片付けが何か月も続くことがあります。毎週のように大きなごみ袋が出ていく様子は、数日だけ作業の車が来るよりも、かえって記憶に残ることがあります。
途中で止まってしまうと、玄関先や庭に出しかけのごみが残ってしまうこともあります。自分で進める場合も、どこまでを自分でやり、どこから人に頼むかを最初に決めておくと、人目につく期間を短くできます。
市の粗大ごみ戸別収集は、手数料分の処理券を品物に貼り、収集日の朝に申し込みのときに決めた場所へ出しておく仕組みです。岡山市公式ホームページ「粗大ごみ戸別収集の手順」では、収集当日の午前8時までに出すこと、立ち会いは要らないことが案内されています。
倉敷市も同じような流れで、収集場所は収集車が通れる道路に面した自宅の敷地の出入り口や玄関前、集合住宅なら1階の入り口付近などとされ、ごみステーションの中には出せません。収集の時間は指定できないと案内されています。
家具が数点なら、使いやすい方法です。ただ、片付けで出る量が多いと、申し込みと出す作業を何回か繰り返すことになり、そのぶん人目につく機会も増えます。家の前に出しておくのが気になる場合は、市の施設へ自分で持ち込む方法もあります。岡山市の粗大ごみの持ち込みは予約制で、手数料はかかりません(予約した本人が持ち込み、1日1車まで)。倉敷市も環境センターなどへの持ち込みを案内していますが、自己搬入は処理手数料がかかります。車に積み込むところは見られますが、品物を家の前に置いておく必要はありません。なお、倉敷市は、大量のごみを一度にごみステーションへ出さないよう求めています。量が多いときの市の制度の使い方は、一時大量ごみ・引越しごみの出し方|岡山市と倉敷市の制度の違いにまとめています。
業者に頼む場合も、何も伝えなければ「ふつうの片付け」の段取りで進みます。近所の目が気になるなら、そのことを最初に伝えておくと、段取りに反映してもらいやすくなります。
見積りのときに伝えておくと、業者側はそれを前提に、トラックの大きさと人数、作業の順番を組めます。トラックが小さすぎると往復が増え、人数が少なすぎると作業が長引きます。どちらも、人目につく時間が延びる原因です。
見積りの訪問そのものが気になる方もいます。コウノ産業では、見積りの日時を指定でき、「夜間のお見積もりも致します。」とご案内しています。また、写真を送っていただければおおよその概算をお伝えできるので、最初の相談は家に人を呼ばずに始めることもできます(正確な金額は、現地で物量や搬出経路を確認してからになります)。
人目を避けたくて、早朝や深夜の作業を希望される方もいます。コウノ産業でも対応はできますが、24時〜6時の時間帯は割増料金になります。
それに、静かな住宅地では、夜中の車のエンジン音や台車の音のほうが響いて、かえって気づかれることもあります。周りの家が仕事や学校で留守になりやすい平日の日中のほうが、見られる機会が少ない地域もあります。どの時間帯が目立ちにくいかは、その家の周りの暮らし方しだいなので、見積りのときに一緒に考えるのが確実です。
家の前にトラックを長く停めると、それだけで目立ちます。どこに停めるかは、見積りのときに一緒に決めておきましょう。建物の前にトラックを停めるスペースがない場合も、コウノ産業では台車やカゴで運び出します。
運び出す経路も大事です。玄関から車までのあいだに、どこを通り、どこで袋を積み込むかを決めておくと、往復のたびに荷物を道に置かずに済みます。
においが外に出やすいのは、玄関や窓を開けているあいだです。運び出しが長引くほど、開けている時間も長くなります。部屋の奥から袋詰めを進めておき、運び出しはまとめて行うと、開けている時間を短くできます。生ごみが多い部屋では、袋の口をしっかり縛ってから運ぶだけでも違います。
片付けが終わったあとも、床や壁ににおいが残ることがあります。原因と対処の順番はゴミ屋敷の臭い対策|片付け後も残る原因と消臭の流れで解説しています。
集合住宅では、戸建てよりも人とすれ違う場面が増えます。エレベーター、廊下、エントランスは、ほかの住民も使う場所です。
ここで避けたいのは、運び出しの途中で共用の廊下やエントランスに荷物を仮置きすることです。人目につくうえ、共用部はほかの住民の通り道で、避難経路にもなります。集合住宅のルールについてはマンション・アパートの粗大ごみルール|共用部に置いてはいけない理由で詳しく触れています。
管理会社への連絡を「知られる」ことと感じる方もいますが、エレベーターの養生や作業車を停める場所の確認など、管理会社と先に話しておくほうが、当日の作業はスムーズに進みます。管理会社に伝えることと、ご近所に知らせることは別のことです。
作業の日に声をかけられることもあります。そのときは「家の片付けで業者さんに来てもらっています。ご迷惑をおかけします」くらいで十分です。中の様子を細かく説明する必要はありません。
コウノ産業には、月間300件のご依頼をいただいています。ゴミ屋敷の片付けでは、建物にキズや汚れが付かないよう養生をしてから作業し、マンションでは共有スペースも養生します。作業では「傷つけない」「汚さない」「出来るだけ音を立てない」の3つに気を配り、引越し業者のような作業で、ゴミ屋敷の清掃だと周りに分かりにくい運び方を心がけています。
見積りは無料です。夜間の見積りや、写真による概算、立ち会いなしの作業にも対応しています。早朝・深夜の作業もご相談いただけますが、24時〜6時は割増料金になります。片付けから買取、回収、クリーニングまでグループで一気通貫して行えるので、別々の業者に頼む手間を減らせます。
「近所に知られたくない」「まず金額だけ知りたい」という段階のご相談でも構いません。最初にそうお伝えいただければ、その前提で段取りを組みます。
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