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「物屋敷」を片付ける方法や片付けのコツを解説

ゴミ屋敷清掃
「物屋敷」を片付ける方法

みなさんは「物屋敷(ものやしき)」という言葉を耳にしたことはありますか?物屋敷は、ゴミ屋敷の一歩寸前の状態や、ゴミではないものの大量の物が溢れている状態の家を指す言葉として広まりつつあります。

なかには「物屋敷はゴミ屋敷と何が違うの?」や「物屋敷はどうやって片付ければいいの?」といった疑問を持っている人もいるかもしれません。

そこでこの記事では「物屋敷の片付け」について、不用品回収やゴミ屋敷清掃のプロが、物屋敷の片付けで悩んでいる方に向けて分かりやすく解説します。

 

物屋敷とは

物屋敷とは、ゴミではない物が部屋や家全体に溢れている状態のことです。物屋敷の明確な定義こそありませんが、居住者や家族が片付けられないほどに大量の物が置いてある家屋、もしくは家が物置になっている状態と考えるとよいでしょう。

一般的に、物屋敷は「ゴミ屋敷」と認識されがちです。しかし、ゴミ屋敷は悪臭や病害虫、さらにはネズミの発生を伴う程度であるのに対し、物屋敷は単純に物が多すぎて生活に支障が生じている状態を指しているため、同じように見えますが、異なる状態と言えます。

 

物屋敷の典型的な事例としては、家財道具や生活用品を積み上げて保管した結果、それらを動かせなくなってしまうパターンをはじめ、仕事に関係する物を大量に放置している、さらには、思い出や趣味のコレクション品などが溜まってしまうケースがあります。

物屋敷は「ゴミではない物」が多いため、なかなか片付けられません。また、居住者のみが知り得る価値の物が多くなりがちで、家族や外部の人が片付ける訳にはいかないため、ゴミ屋敷同様に簡単には解決できない厄介な問題と言われています。

 

物屋敷とゴミ屋敷の違い

物屋敷とゴミ屋敷の違いは以下の通りです。

  • 生ゴミの有無
  • 病害虫やネズミの存在
  • 悪臭の有無
  • ゴミや不用品の物量

このように、物屋敷とゴミ屋敷の違いは「衛生面」と「物量」そして「物の種類」と言え、片付ける際には、これらの違いを理解したうえで対処する必要があります。

 

物屋敷を片付けるおすすめの方法

物屋敷を片付ける方法として以下の選択肢がおすすめです。

  • 自治体の粗大ごみ回収サービス
  • リサイクルショップ
  • 不用品譲渡サイト
  • 不用品回収業者

上記の方法について解説します。

 

自治体の粗大ゴミ回収サービス

物屋敷を片付ける方法のひとつが「自治体の粗大ゴミ回収サービス」です。事前予約やシールを購入するといった手間がかかるものの、安価な片付け法と言えるでしょう。

一方、1回あたりで処分できる量(個数)が制限されていることや、最短でも1~2週間後になるため、利便性の悪さは否めません。

参考:岡山市,2010,粗大ごみ持込みの手順

 

リサイクルショップ

「リサイクルショップ」も物屋敷を片付ける方法のひとつです。買い取ってもらえそうな家電製品や家具などをお店に持ち込む、または出張査定で引き取ってもらう方法です。

処分できると同時にお金がもらえるため理想的な方法に思えますが、買い取ってもらえる物品が限定的であること、そして買い取りが成立しないことには、何も片付かないことに注意しましょう。

 

不用品譲渡サイト

物屋敷を片付ける方法として「不用品譲渡サイト」もあります。インターネット上のサービスを利用し、譲渡のかたちで不用品などを処分可能です。

オークション形式で売却もできることや、現地渡しなどが魅力である一方、希望者との連絡や日程調整、さらにはトラブル対応に苦労するかもしれません。

 

不用品回収業者

「不用品回収業者」は物屋敷を片付ける方法として最も有力と言えるでしょう。業者であれば、物屋敷の片付けで頭を悩めやすい「物量」や「物の種類」を問わず、処分してくれます。

また、最短で即日対応であることや、ほとんどのケースが1日内に完了します。一方、コストがかかるのも事実で、小さなワンルームであっても100,000円~が目安とされています。

 

物屋敷をうまく片付けるコツ

物屋敷

物屋敷をうまく片付けるコツは以下を参考にしてください。これらを理解しておくことで、闇雲な片付けになったり、非効率な作業になったりすることを回避できます。

  • 家庭ごみは自分で捨てる
  • 仕分け作業
  • 業者に依頼する
  • 買取サービスを活用する

それぞれのコツを解説します。

 

家庭ごみは自分で捨てる

物屋敷の片付けでは「家庭ごみは自分で捨てる」ことがコツです。例えば、古紙や段ボール、プラスチック、缶、瓶などは家庭ごみとして捨てられます。(自治体によってルールが異なる点に注意)

これらは、かさばりやすく場所を取ってしまいます。片付けの際に動線を確保しやすくするためにも、これらを優先的に家庭ごみとして処分するのがコツです。

 

仕分け作業

「仕分け作業」も片付ける際のコツです。具体的には、必要な物とそうでない物を区別する作業になります。

処分する物が決まれば、後は業者に回収してもらったり、買取サービスを利用したり、次の作業に専念できるようになります。

 

業者に依頼する

物屋敷の片付けでは「業者に依頼する」こともコツです。物屋敷は、大きな物も含め、大量の物が置いてある状態ですので、それらを少しずつ処分することは現実的ではありません。

一方、業者であれば物のサイズや種類を問わず、まとめて回収し処分してくれます。大小様々な物が大量に置いてある物屋敷では「一気に片付ける」ことが望ましく、それを実現できるのが不用品回収業者なのです。

 

買取サービスを活用する

「買取サービスを活用する」こともコツです。具体的には、不用品回収業者による買取サービスのことで、片付けの際に価値ある物が見つかれば、それらを買い取ってもらい、料金と相殺してもらえます。

つまり、不用品やゴミと思っていたものが現金価値に変わり、片付けにかかるコストを抑えられるという訳です。

 

物屋敷を片付ける際にかかる費用相場

物屋敷の片付けにかかる基本料金の費用相場は以下の通りです。

  • 軽トラック:10,000円~
  • 1トントラック:20,000円~
  • 2トントラック:30,000円~

これに加えて、物量(車両費)、作業量(人件費)、そしてゴミ処分代によって大きく変動することを知っておいてください。

一般的には、ワンルームで10万円、一軒家だと50万円を超えることが多いとされていますが、物屋敷の片付けでは、物量が大きく影響しますので、業者に現地見積もりを依頼しましょう。

 

物屋敷の片付け業者を選ぶ際のポイント

物屋敷の片付け業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 実績が多い地元の業者を選ぶ
  • 買取サービスに対応している業者を選ぶ
  • 最低3社から相見積もりをとる

上記のポイントについて解説します。

 

実績が多い地元の業者を選ぶ

物屋敷の片付け業者を選ぶ際には「実績が多い地元の業者を選ぶ」ようにしましょう。理由は、効率的な作業になりやすいこと、様々なノウハウを持っていること、そして依頼者の心情を理解してくれやすいためです。

また、地元の業者であれば、日程や時間の調整がつきやすいほか、交通費などの余計な経費がかからずに済むでしょう。

 

買取サービスに対応している業者を選ぶ

「買取サービスに対応している業者を選ぶ」こともポイントです。物屋敷は、ゴミ屋敷と違って、まだ使える物や価値ある物が多いため、買取サービスを活用して買い取ってもらいましょう。

腕時計や貴金属といった物によっては、片付け費用よりも買い取り金額が上回る可能性があります。

なお、買取サービスを利用する際は、有効な「古物商許可番号」を有する業者を利用すると安心です。

参考:岡山県公安委員会、古物商一覧

 

最低3社から相見積もりをとる

物屋敷の片付け業者を選ぶ際には「最低3社から相見積もりをとる」ようにしましょう。なぜなら、費用相場や適正価格を理解しやすくなるほか、業者の印象も把握できるためです。

見積もってもらう際には、物屋敷の現場で同じ条件で見てもらうことがポイントです。

 

まとめ

物屋敷を片付ける時は不用品回収業者を利用するのがおすすめです。物屋敷はゴミ屋敷と比べて、物量や種類が多く、家族が対応するには限界があるでしょう。

不用品回収業者であれば、一度かつ一気に片付きます。買取サービスも活用すれば、コストを抑えることも可能ですので、まずは見積もりから始めてみましょう。

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